姉という存在。2【WT】

大規模侵攻4 ページ6

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「なんだと？ヴィザが黒トリガーと戦ってる？」


「はい、ただいま玄界(ミデン)の黒トリガーと接触中です｣


『…(遊真か…！！)』



「分かった。ヴィザが倒されることは無いと思うが、万が一のため。準備をしておこう」


「はい」


『…はい』



今、原作だと遊真とヴィザが戦っている所。
多分、ヒュースは迅さんといる。


『(ヒュースは迅さんに任せるとして…)』


ーーーーー



「貴様！！ふざけたことを！！」


「はい、予測確定！」


「くっこれは…さっきのバリケードトリガー」



ヴィザと離れ、ヒュースは迅と戦っていた。
迅の余裕ある行動に腹を立てている。



「ふざけてなんかないよ。俺にはーーお前の未来が見えるんだ」


「何？」


「(俺はこいつを釘付けにする。それでまたひとつ未来が動く…最大の分岐はすぐそこだ)…っ」


「…離せ」


「お前、あの女の子はどこにいる？」


「は？女だと？(Aか…？ミラか？)」


「…っ(少し未来を見誤ったか。あの子は敵として…)」



迅はヒュースの未来を見たおかげで、あの子の存在が強く見える。



「なんのことだっ！さっさと離せ！」




ーーーーー


「金の雛鳥は玄界(ミデン)の基地へ向かうようです。状況は第3ラインへ移行しました」


「ヒュースの相手は？」


「ヒュースの相手はノーマルトリガーです」


「分かった。ヴィザとヒュース達から"金の雛鳥"が十分離れるのを待って、残りのラービット7体をすべて投入する。長引かせることもない。今日ここで全てを片付けよう」


『…(あんまりボーダーをなめたらダメだよ)』



…

そして、雨取が三雲にトリオンを貸しラービットを全壊させる。




「ラービット全壊、計測機器がエラーを起こしました。」


「期待以上だ、窓を開けてくれミラ。出るつもりはなかったが"金の雛鳥"は俺が捕らえよう。」


『わ、私も力をお貸しします』


このタイミングしかなかった。ハイレインの背後から援護しつつ、目的を果たす。


「…そうか、頼むぞ。」




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