7話 ページ9
『ただいま』
家に着くといつも明るい声が聞こえてくる。
?「おかえりなさい!!」
この子は、赤井弥太郎。
鬼殺隊になったばかりだ。
?「小夜子さん。おかえりなさい」
この子は、赤井宗二郎。
私の継子だ。
訳あって、この2人と暮らしている。
弥「師匠!!!修行しましょ!!!」
宗「弥太郎、後にしなさい。小夜子さんお疲れでしょう、お風呂をためています。ゆっくりつかってください」
そう言うと宗二郎は夕飯の準備をするために台所へ行った。
弥「ちぇ、早く強くなりたいのにさ…」
『弥太郎。全集中の常中は出来るようになったかい?』
弥「はい!!出来るようになりました!師匠に言われた通りにひょうたんを粉々にしました!」
弥太郎は懐からひょうたんの欠片を取り出し褒めて欲しそうにした。
『素晴らしい、よく出来たね。では、もう少しひょうたんを大きくして吹いてごらん』
弥太郎は不満そうに頷いた。
『どうかした?』
弥「最近はずっとひょうたんを破裂させる練習しかしてない、、師匠や兄さんみたいにもっと沢山の呼吸が使えるようになりたい…」
『弥太郎、全集中の常中は戦ううえで最も必要な事なんだ。呼吸が長く続くようになれば刀を早く振ることができる。弥太郎が鬼殺隊になる前は宗二郎もずっとひょうたんを破裂させる練習しかしていないんだ』
弥「兄さんも沢山この練習したの?」
『そうだよ。宗二郎も最初は不満そうな顔をしていたよ』
笑いながら言うと台所にいる宗二郎に聞こえてたようで恥ずかしそうに、やめてください。といった。
『弥太郎、宗二郎、私は明日も出掛ける。留守を頼んだぞ』
宗「分かりました」
弥「あ、僕も出掛ける!」
『弥太郎も?』
弥「はい!さっき、御館様からの指令で無限列車に乗れと」
御館様はもう無限列車の情報を掴んでいるのか。
流石御館様だ。
宗「弥太郎、ご飯出来たから準備して」
弥「うん!分かった!!!」
元気に返事をして弥太郎は準備をしに行った。
私もお風呂に入ろう。
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作者名:赤崎 | 作成日時:2020年1月18日 20時