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あとちょっとという距離まで来た

唐突に自分のやってる事が恥ずかしくなり逃げようとしたが、その寸前で敦に後頭部に手を添えられる

驚いて食べるのをやめ、相手を見る

にこっ、妖精さんが笑っていた

可愛い可愛いよ!!!
じゃなくて、考えてることバレてた・・・

なんて思ってたら

口と口が触れ合った


「っん」


鼻にかかった甘い声を残して
離れたそれ

そんな声を出したのは紛れもなく私

「なに変な声出してんのー? あ、もーいっかいしたいー?」

「む、無理! 変な声出たのは不可抗力ってやつ!」

「ん、着いたよー」

私の家がもうそこにあった
歩きながらしてたとか器用だね


・・・キスだけならもう一回したい


なんて素直じゃない私には言えるはずもなく、ばいばい、いつもありがとまた明日ね!と手を振り家に入る

「ちょい待ちー」

入ろうとすると呼び止められる

このまま話してたら時間過ぎちゃって寮へ入れなくなるんじゃないの?

寮には門限がある
それを破った者にはそれ相応の罰があるとかないとか

「早く帰らないと時間があぶなっ」

言い終わらないうちにキスされる
しかも一回ではなく角度を変えて何回も

ちょっと待ってここ家の前ーー!

敦の肩をぽんぽんしようとするが
相手はトトロなので届かない、縮めこの野郎

「ん、Aちん顔真っ赤ー。 なんでいきなり?って顔してるねー」

「そりゃあ・・・」

軽く酸欠になってる私は息も絶え絶えに言葉を返す

「もの欲しそうな顔でばいばいされてもねー?」

にこりと笑いながらそう言った

いやまあしたいな、とは思いましたけど……!

「今度し返す、から!」

その前に敦には屈んでもらわないと無理だね

「届くのー?」
「うるさいな縮めよほんと!!
つか届く、届かないじゃない届かせるの! ていうか敦、門限……大丈夫じゃないよね?」

もーそんな時間ー?
んじゃ帰るね、ばいばーい

特に門限を気にする様子もなく普通に帰って行った

……大丈夫じゃないよね、絶対

___________

「門限大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だったよー」

ホッと胸を撫で下ろし、サンドイッチを食べる

ーーあれから何回もキスしようとしてるんだが、結局届いてなくて心が折れかかっている

でも、私は頑張るんだ!!
次の作戦を考えていたら
頭をぽんぽんと撫でられた

「どしたのいきなり」
「Aちんはそのままが一番可愛いよー、Aちん好きー」

仕返しはもういいかな、なんて考えてしまったとさ

黒子 1→←紫原 1


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:黒子のバスケ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…!!閲覧、コメありがとう…!!!よし、書きます← ほんとにありがとうございました!!続編、お楽しみに!笑 (2014年6月23日 16時) (レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω`*)シリーズ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しーか | 作成日時:2014年5月11日 22時

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