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名前を呼び、ナンパ野郎とAちゃん


の間に割って入る


「オレの彼女になんか用っすか?」


そう言ってナンパ野郎に聞くとそそくさと逃げていった


…ざまあ


「Aちゃん大丈夫だった?」

「…うん、今だに自分がナンパされたって信じられへんけどまあ、うん大丈夫」


そう言った彼女は軽く震えていた


「ちょい時間ある?話したいんだけど」

________


あの後和成に連れられマジバで話してるなう


前から思ってたけど、絶対和成のコミュ力カンストしてるわ…


他愛のない話をしてるとだんだんと落ち着いてきた


口では大丈夫って言ったけど和成には


ばれてたんちゃうかな、と思う


だからわざわざこうやってわからんように


気を遣ってくれてる


…優しいな


「ええ? んな事ねーよー」


ぼそっと言った言葉が耳に届いたのか


和成はそう言った


「ところで、さ…」


あんな事あった後に言うってのもおかしいけど


そう繋げて、彼の口から信じられへん言葉が出てきた


「オレ、Aちゃんのこと好きなんだよね」


返事、別にしなくてもいいから、んじゃ!


そう言って和成は店を出て行く


思考が追いつかへんけど、和成は追いかけな…!


「ちょっと待って!」


和成を引き止め、振り向かせる


振り向かせたのはいいが手で顔を隠していた


その手を力づくで無理矢理はずすと


なんだか情けない顔をしていた


「あーあ、こんな情けないとこ見せたくなかったのに」


ははっ、と乾いた笑いが鼓膜を震わせた


「そんな和成のことが好きやで?」


ピタッと動きがとまる


しゃがんでる和成に目線を合わせ


私はそのまま顔を近づけていった


「ストーップ!!」

「ええやん両想いやねんからキスしても」

「こういうのはオレからでしょ!」


なんだかへんな意地があるのか、


触れる寸前で止めやがった


…これからいろんな和成に惚れていくんやろな


なんて恥ずかしいことを考えて一人で赤くなってると


「Aちゃーん? 顔赤いですよー?」

「こっち見んといて!」


形勢逆転、今度は私が顔を隠す側に


「A」


完全に不意打ち


呼び捨てで名前を呼ばれ、振り向いた私に


近づいてくる整った顔


目を閉じ、その瞬間を待つがいっこうに訪れない


カシャっと音がなり、目を開けると


和成が携帯を片手に満足そうにニヤニヤと笑い、こっちを見てきた


「好きだよ」


ああもう


これからもこうやって溺れていくんだ


あとがき**→←高尾 1


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:黒子のバスケ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…!!閲覧、コメありがとう…!!!よし、書きます← ほんとにありがとうございました!!続編、お楽しみに!笑 (2014年6月23日 16時) (レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω`*)シリーズ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しーか | 作成日時:2014年5月11日 22時

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