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「あのレベルの破道を独自で組み合わせ作り上げた複合詠唱はとても才能だけで出来るものではアリマセン。」
『・・！』
「並びに回道の腕前も四番隊の副官クラスに劣らないものデショウ。」
『い、いえ・・そんな、』
ゆったりと微笑みながら話すハッチにAが胸元で否定をするように手を振る。そんな彼女の様子にハッチの目がグッと細くなった。
「鬼道衆への勧誘が来るのも時間の問題デスネ。」
「！！」
『と、とんでもないです・・！』
ハッチの言葉に平子やローズ・拳西の目が僅かに開く。
Aが鬼道衆に行くことなんて、正直頭に無かったのだ。
気になったのだろう拳西がAへと視線を移した。
「なんだ、Aは鬼道衆に行くのか？」
『いえ！もうそんな力はありませんし・・』
彼の問いを否定したAは少し俯きがちに微笑んだ。
『それに・・わたしにも、護廷で護るべきものがありますから・・。』
Aの答えに拳西の口角が上がる。
百年前のあの頃はまだ幼かった彼女。
大人に混じり、一生懸命に任務にあたるひたむきな姿勢は誰の目にも止まっていた。
もちろん当時から彼女の実力は抜きん出ていたが、それを奢る事なくここまで突き詰めたその努力が今は誇らしく思える。
自分たちと離れてしまった期間は長かった。
どうしているのかと気がかりだったが、彼女も彼女らしく、しっかりと成長していたという事だ。
拳西の大きな手が迷いなく伸び、Aの銀色の頭をいつかのようにポンポン、と撫でた。
「・・でかくなったな。」
『もう！子供扱いしないでくださいっ！』
「昔はあんなちっこかったのにな。」
「ほんまやで。」
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でんでん。(プロフ) - 毎日楽しみで大好きです！ご無理なさらず続きを楽しみにお待ちしております！(^^) (9月8日 2時) (
レス) @page46 id: f6127465a5 (このIDを非表示/違反報告)
ひなみ - いいところで……！！！ (5月17日 1時) (レス) @page46 id: 40e8d62194 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 続きが気になります•••！ (2023年4月26日 20時) (レス) @page46 id: c3f7ca38c1 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - 大好きです続き読みたいです (2023年4月22日 22時) (レス) @page46 id: e23563eff4 (このIDを非表示/違反報告)
マチリ - 最新話まで読ませていただきました。素敵な作品に出会えてとても感動しております。ご無理なさらずに続きを楽しみにお待ちしております。 (2023年2月25日 0時) (レス) id: 7c2370384d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2021年5月9日 2時
