幼女が求婚されて困ってます！ (ページ43)

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40.息子の思惑とは？ページ43

学秀「僕なら、絶対に一人にしない。

ずっと貴方のそばに居ます。」

『学秀……』

息子が私の為にそう言ってくれたのは、凄く嬉しい。

私を思い心からそう言ってくれていると、思いが伝わって来る。

けれど

『學峯は私の側に居ると言ってくれている。

私はその言葉を信じると決めたのだ。

長年連れ添った仲だからこそ、あいつの事は良く分かってる。』

学秀「貴方は甘すぎる。」

『妻が夫には甘いのは、当たり前だ。

だから、良いんだ。』

私だって側に居ると決めたのだ。

夫の元から離れぬとな。

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お昼ご飯の時間となった。

昼食休憩は施設内にある、会議室を借りている事になっている。

席はグループ毎なので、必然的に息子とも一緒だ。

そして言わずもがな、息子は私と一緒に座ると言い始めたのである。

蘭「浅野君……Aちゃんと仲良いんだね。」

学秀「彼女は僕の許婚なんだ。」

『おいっ！！』

ここでも問題発言をするな！！！

と言ってやりたい。

蘭・園子・世良「えっ、許婚！！？」

小島「ん？

何だいい稲荷寿司って？」

円谷「元太君、許婚ですよ。

将来結婚する約束をした関係の事です。」

蘭「あれ、でも確かAちゃんって、浅野さんが……ん？

あれ、浅野って……！？」

学秀「ああ、あいつは僕の遠い親戚なんだよ。

尽く僕の邪魔をして来るムカつく野郎でね。」

息子の口が悪い……親としては何か複雑だ。

世良「じゃあ、将来は結婚するのか！！

そうか、そう言うことか！」

いや、納得されても困る。

『学秀、私は別に了承した覚えはないのだぞ。

勝手な事を話すな。』

学秀「僕は本気だけどね。

あいつから貴方を引き離せる、またとないチャンスだし。」

チャンス？

私を學峯から引き離すのが、学秀の狙いなのか。

コナン「ねぇ、僕お腹空いちゃった。

Aちゃん、早く一緒に食べようよ！」

私は手首を掴まれ、江戸川の方に引き寄せられる。

そうだ、忘れていた。

ここには要注意人物が居たと言う事に。

学秀「悪いけど、彼女は僕の隣だから。」

反対の手を学秀に引っ張られ、またしても息子の方に引き寄せられた。

私の体は一つしかないんだぞ！！

コナン「チッ……」

おいおい、舌打ち……

まだまだ波乱の予感がする社会科見学に、私は生きた心地がしなかった。