幼女が求婚されて困ってます！ (ページ19)

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17.母の気がかりページ19

夫と息子に対して雷を落とした私は、自分の部屋に戻って来た。

ベッドに寝転び、スマホにインストールし、ポケットからスマホを出すと、動画アプリを起動する。

最近流行の可愛い動物の動画にハマっている私は、早速お目当てのものを見つけると、再生した。

はぁ……かわいい♡

白熊の赤ちゃんって、子犬みたいだ。

ずっと見ていても、飽きないぞ！！

しばらく動画を楽しんだのだった。

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律〈あの、Aさん……先程からお二人がお部屋の外でずっと待ってますけど……〉

動画が終わった所で画面が切り替わり、律の姿が画面に映し出された。

夫と息子のことかとすぐに分かるが……

『少しは痛い目に合わぬとな。

口で言っても、物分かりの悪い連中だ。

これぐらいが丁度良い。』

甘やかしては駄目だと、心を鬼にした。

律〈それにしても、まさか学秀君が現れるとは、律も驚きです。

もしかしてこれも、自称神さんが……〉

『その可能性は考えられるかもしれん。』

私達と同様にして、連れて来たのかもしれぬ。

『だが、まさか息子をここに連れて来るとは……』

考えたくはないが、まさか自称神は息子を……

死なせたのか？

そのことが私は気がかかりだ。

律〈柳沢の事はどうなのでしょうね？

あの人も自称神が連れて来たのでしょうか……〉

『さあな、柳沢の事は何一つ触れていなかったな。

もちろん息子のこともだが、今度自称神にでも会ったら、問い詰めるしかないだろうな。』

律〈そうですね。〉