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番外編 〜お正月〜 ページ23

貴女side


「お正月ですよ!!」


いきなり机をバンッて叩いて身を乗り出したまふ

どうやら今日はお正月のようだ

お正月は昨日教えてもらった

大人からお金を奪う子供の行事だって←

あれ、あってたっけ…?

まぁいいか


「あーはいはい煩い」

「なんか適当!そして酷い!」

「どしたの、テレビ見えない」

「あれ、Aまで僕の扱い酷くなってない?」


なんだこいつ

テレビが見えないじゃないか

丁度まふの体でテレビが隠れているからなぁ

この長身が((ボソッ


「てか、なんでそらるさんの膝の上にAが座ってるんですか!?
Aは僕の膝の上でいいじゃん!」

「はっ、羨ましいだろ」


現在僕はそらるの膝の上に乗っている

お腹の部分は後ろから腕でがっちりホールドされているので動こうにも動けない


「くっ…まぁいいです」

「「あ、いいんだ」」

「本当はよくないですっ…!」

「「いやどっちだよ」」


「そんなことより」と再び机をバンッて叩いた

あぁ、机可哀想←

新年早々2回も叩かれてるよ


「初詣行きましょう!?」

「「やだ」」

「なんで!?
そもそもAに関しては行ったことないよね!!」

「やだよ外寒いじゃん」

「実験所の奴らいるかもしれない」

「家から出たくないし」

「人多いし」

「「何よりめんどくさい」」

「こういう時だけ息ぴったりですよね!!」


ナイスツッコミ←

行ってない人沢山いるでしょ

別に行かなくても新年迎えれる

てか迎えたし


「うぅ……で、でも!
くじ引きとか引きたくないですか!?」

「別に」

「お菓子あるよ?」

「いらない」

「どんだけ行きたいんだよ」

「そんなに行きたいならさ」

「「まふ一人で行ってくれば」」


また見事なコンビネーションでまふを撃退する

ハモった僕らはというと「いぇーい」とハイタッチを交わす


「一人とか何その寂しい初詣!」


つっこんだ後に「もういいですよぉ、来年は絶対行きますからね」と言いながら僕らの隣に座った


「お疲れ」


そう言いながらそらるはお茶をまふに渡す


「おつ」


僕もそう言いながらお菓子を渡す


「ありがとうございます、すごく嬉しいです」


でも、と言葉を続けるまふ


「疲れたのってほぼ二人のせいですけどね!?」


今年のお正月は一日中家で過ごしました

まふはすごく疲れた表情で倒れていたとかなんとか

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年10月2日 16時

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