【おそ松さん】残念だったね？お姉ちゃん♪【悪女主】second

姉 11 ページ13

｢先輩。…申し訳ないんですけど、先輩にAの情報を渡す理由が無くなったんでもう情報は渡せません｣


『な……っ！』



負けるはずなんてない…そう思っていたのに、東郷萎麻璃から情報を聞き出そうとしたらこう言われてしまった


暫く呆然としたがアタシは食い下がる



『そんな事していいと思ってんの？！アンタが昔おそ松を酷い目に遭わせた東郷の娘だって言うわよ！！？』


｢…どうぞ、ご自由に。だって…それに関してはもうAが伝えて…その上で私の事を好きだっておそ松先輩は告白してくれましたから｣



な……そこまで、あの女は手を回していたというの…！？


どれだけ先を読んでるの……?!!!



｢告白された時に、嬉しかったけどおそ松先輩を酷い目に遭わせた人の娘だからって1度は断ろうとしました。…でも…それがどうしたって。


…確かに、オジサンには酷い目に遭わされたけど萎麻璃ちゃんは悪くないだろ。オジサンが勝手にやった事だし、気にする必要は無いって言ってくれたんです｣



だから、もう貴女に協力はしません


と幸せそうな笑顔で言う東郷萎麻璃。以前までは地味系の見た目だったのでこんな子がおそ松と付き合うことになったとしても嫌がらせされて別れるだろうと思っていたのに


東郷萎麻璃はメガネからコンタクトに変え、少し長い前髪を編み込みにし髪型は三つ編みじゃなくハーフアップにした


Aからのアドバイスらしいが、東郷萎麻璃は自分に自信がなくて地味な見た目をしていたのがおそ松と付き合うことになりおそ松に釣り合いが取れるくらいになりたいという事でいろいろ教えて欲しいと頼んだらしい


勿論、Aは快諾して元のベースは良かったから今の東郷萎麻璃は完成



『嘘…でしょ…』



私は呆然としながらその場にへたり込んでしまった


性格とかはそのままだがそれがまたいいギャップだと周りが言っているのを聞いて焦って、呼び出して情報を聞き出そうとしたのに


もう、手遅れだったの…？

妹 30→←妹 29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す