幸せな時間 ページ12
貴方 side
リュウタとシュウさんが鍛錬から帰ってきた。
扉がガラガラと開く音を耳にし、小走りで玄関まで二人を出迎える。
様子をみるとリュウタは体が泥まみれになって帰ってきていた。
『リュウタ!?どうしたのそれ…』
シュウ「無闇にオウマと暴れたからだ」
リュウタ「だってオウマが喧嘩をふっかけて来るんだもん!」
リュウタの泥まみれの姿に驚いた私は、すぐにリュウタをお風呂に入れた。
泥まみれのまま食事をとらせるわけにも行かないため、私とシュウさんはリュウタが上がってくるまで待つことにした。
シュウ「ほんとに魚にしたんだな」
『えぇ、リュウタが食べたがっていたので』
町へ買い出しに行ったお魚。
運がいいことに今日は安く買えた。
リュウタも育ち盛りだから多めに作っておいた焼き魚。
綺麗に洗って、捌いて、シュウさん好みの味付けにして…。
シュウさんと出会ってからと言うものの、
毎日頭の中はシュウさんのことだらけ。
どうすれば喜んでくれのかとか、好みの味とか、好みの髪型や服装とか…。
お化粧だって研究しているのよ?
だっていつまでも彼に相応しい女になりたいじゃない。
シュウ「本当に優しいんだな、Aは」
『も、もう、シュウさんったら』
急に褒められて舞い上がった。
心臓がドクドクと鳴り止まない。こんな気持ちも彼が初めて。
あぁ、私毎日幸せよ。シュウさん。
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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)
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