休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

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『ぜぇ……ぜぇ……』

小平太「担がれてる側なのに疲れてるのはおかしいな！」

『あんたのせいよ……ぜぇ』



案の定地獄をみたAは担がれてるのになぜか過呼吸になっている。



伊作「来た……って、小平太！何してるんだAちゃんが死にそうじゃないか！」

小平太「え？そんなにか？」

文次郎「バカタレ！病み上がりだぞ！」



小平太に注意する六年生達だが小平太本人は全く気にしていない模様。



小平太「細かいことは気にするな！」

『うげ』



突然腕を離したことによりAは地面と衝突。

三年振りにきた制服が台無しだ。



『わ、私は大丈夫よ！ほら！こんなに元気！』



床に落ちたAは立ち上がり元気と言い張った。

しかし六年生達はそう簡単には信じてくれず、心配そうに彼女を見つめる。



『み、みんなそんな心配そうな顔しないで！私は本当に元気だよ？』

長次「……あまり無理しないで欲しい」

『……だから大丈夫よ？悪化してたらとっくに学園自体やめてたもの』



突然なる不穏な空気にAも釣られてしまう。

病気の辛さは本人がいちばん知っている。しかし心配をかけたくなかったため無理してるのではとも思われたくない。



仙蔵「……フッ、確かに無理するなんてお前らしくないな」

『うんうんそうそう』



物分りの良い仙蔵が、一番に納得した。

その後に続いて他の六年生の表情もどんどん緩くなってきた気もする。



『ほら！私のおかえりパーティーするんでしょ！はやくして！』

食満「ちょ、おま、走るなって！」

『私は赤ちゃんか！』

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