休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

ただいま ページ3

『なによ〜その反応〜。私帰ってきたのよ？？』

伊作「いやだって…」

仙蔵「帰ってくるなんて一言も言ってないだろ……聞いてないぞ」

『あれぇ〜？わたし学園長先生に手紙送ったはずなんだけどなぁ〜？』




ヘラヘラと笑いを零す彼女とは反面に、六年生達は未だに信じられないような顔をして突っ立っている。

それもそう、三年間休学で学園から去っていった同級生が急に目の前で笑っているのだから無理もないだろう。




乱太郎「あの先輩方…そちらは？」

長次「…例のくのたまだ」

きり丸「あなたがくのたま六年生ですか？」

『あらぁ一年生！かわいい〜？私がくノ一教室六年生の”如月(きさらぎ) A”です！よろしくね〜』




状況に追いついていけない六年生達を差し置いてAはスッと一年生三人の所へ駆け寄っては目をキラキラと輝かせている。




『私、病で三年休学してたの。だから新入生とかは分からないし当時いたう〜ん今で言うところの五年生と四年生は私の事覚えてるか分からないの〜だからみんな仲良くしてね〜！』

乱太郎「は、はぁ…」




乱太郎の手を握りブンブンと振るA。

いきなりのことに乱太郎達も頭の整理ができず混乱していた。

そんなことは全く気にしていないAの肩にぽんっ、と手が置かれる。





仙蔵「い、色々聞こうか。A」

『あらやだ仙ちゃん怖い顔♡』

仙蔵「頼むからその顔で呼ぶのはやめてくれ…」

○→←○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す