僕達7人兄妹になりましたWWWWW 2【Stpr】

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莉犬「なにぃ!?」

ころん「僕のスマホ返せえぇぇぇえ!!」



ころんとさとみがスマホの取り合いで争っていると、玄関の方からｶﾞﾁｬ、とドアの開く音がした。



『ただいまー』



この家の末っ子であるAが帰宅したのだ。
時計を見ると19時を過ぎているが、部活でもしていたのだろうか。

中学生の割には帰りが遅かった。



るぅと「あ、Aおかえ…」

ころん「うわああああああA助けてぇぇぇええええ!!」

『え、なに』




騒ぎ立てながら抱きついてくるころんにAは困惑した。




ジェル「さとみが荒〇の無料ガチャをやりたいがためにころんのスマホを取り上げたんや」

『なるほど…今日は荒〇4周年か』

ころん「A!!お兄ちゃんのスマホを取り返して!!」

『うっ…』



なんてうるうるとした瞳で見つめられたら誰でも断りきれない。

でも、確かにスマホを取り上げるのは良くない事だ。

考えた末、Aはこう出た。




『お兄ちゃん、ガチャが満足出来なくて人のスマホ取り上げるとか…』


『最っ底』



と、ガチのトーンで言った。


するとさとみは、雷が直撃したようにガーンと落ち込み、膝から崩れ落ちた。




さとみ「最愛の妹からそんなこと言われたらメンタルが…」

莉犬「うわぁ…さとみが悪いけどAにそんなこと言われたら俺でも死ぬわ」

ジェル「いや自業自得やん」




まるで死んだかのようなさとみを兄弟達は眺めていた。




ななもり「さとみくん、分かってるよね」

さとみ「はい」

ななもり「人のスマホで勝手にガチャ引いてはいけません」

ななもり「誰だって分かるよね」

ななもり「自分が苦しい想いをしたからって他人の権利を奪うなんてろくな大人にならないよ!!」


更にななもりがそう言うとさとみのメンタルは限界に達していた。

・→←ガチャだけはダメって言ったじゃん!!!

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