非恋愛対象【御幸一也】 (ページ26)

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24話ページ26

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そして私たちの最後の夏が始まった。

シードを得た私達は2回戦から。

2回戦の相手は米門高校。17-0と5回ゴールドで勝利。エース不在でも、1年ピッチャー2人の活躍と打線が爆発した。

3回戦の相手は村田東。哲のバックスクリーン直撃のホームランもあり、10-0で危なげなく勝利。

4回戦は明川高校。精密機械と称される楊舜臣のボールコントロールに苦戦する。序盤2-0でリードされるが7回の大量得点で7-2と勝利。

準々決勝は薬師高校。轟雷市を中心とした強力打線に苦戦する。しかし、終盤にエース丹波が見事投げきり、8-5で勝利。そして、ベスト4進出となった。

準決勝仙泉高校。先発はエース丹波。5回を1失点に抑えるピッチング、リリーフの沢村、川上もなんとか抑えきり、8-3と快勝。決勝進出となった。

決勝戦、稲代実業。

先発は降谷。4回を2失点に抑えてエース丹波へと交代。…が、丹波は2回3分の2を投げたところで1失点となり交代。マウンドへ上がったのは沢村だった。沢村は好投しチームに流れを引き寄せるも残り1アウトで勝利という所で頭へデッドボールを当ててしまい、交代。最後に川上が必死に投げるも打ち取られた…。5-4のサヨナラ負けとなった。

ーーーーーーこうして私たち3年生の夏が終わった。