こんなはずじゃなかった V7

199.5話 ページ23

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顎あたりに、もう1発電流を流すと男たちは白目を剥いて泡を吐きながら倒れた




くるりと俺の方を向くAさんの顔にはまるで表情は無い




ロシアにいた時、よくみんなが



｢天使のようだ｣

｢女神様だ｣



とかなんとか、言っていたけど…




あれは…誰がどう見ても



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ーーー悪魔




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Aさんは可愛らしいストラップの付いた携帯を取り出すと、誰かに電話をかけ始めた



『あ、もしもし 九条です〜


只今、一星充の排除が終わりましたので 一応ご報告を。』




｢｢！？｣｣




『あ、はーい。え？あ、分かりました〜

一旦 そちらに戻りまーす』





そう言うと、ブチッと電話を切った

口ぶりからして目上の人なんだろうけど…



なんか、すごく親しそう…




…って言うか




｢今の電話相手 絶対財団関係の人ですよね！？ 嘘ついていいんですか！？｣




『え？なんとかなるでしょ。』




…なんとかなるでしょ、、って…


いいのか、それで…




『これから手続きし直さなきゃね。


貴方はもう充じゃなくて、光としてジャパンのメンバーになるんだし


ライセンスカードに、選手登録に…』




｢お、俺は…｣



ダメだ、これ以上 ジャパンには居られない…





『まさか、抜けるの？』





｢それは、都合がよすぎないかな？｣




side 一星 光 終了


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