85話 ページ5
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『……っ』
お兄ちゃんの手を取って、ゆっくりと立たせる
『私が隣にいるから……大丈夫だよ』
ーーー
開始早々、私たち日本はお兄ちゃんにボールを集めた
しかし、当の本人はフラついてボールを失ってしまう
稲森「ボールを蹴るんだ、一星!」
稲森さんの叫びも通じず、お兄ちゃんはボールをロストし続けた
不動「また取られやがった!」
ヒロト「ったく、手のかかる!」
灰崎「こうなったら、やるしかねぇか!」
作戦に反発していた3人が、守備に奔走した
ーーー
No side
一星「はぁ…はぁ、、はぁ、、」
一星が必死でボールを運ぶ。
朦朧とした意識の中で、彼は思い出していた
────どんなことがあろうと 忘れるな。
ここには、俺たち仲間がいる。
チームがある。
ここが お前のいる場所だ
そう言ってくれたのは、円堂だった
また、鬼道に排除されそうになった時、身を盾にして庇ってくれたのは明日人だった
稲森「いけっ!!一星!!!」
叫ぶ明日人の声
その声が、懐かしい光の声と重なった。
ーーー
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キア(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月11日 21時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2019年9月26日 22時