瀬名家長女のサッカー奮闘記

2話 ページ3

当日



『うっわぁ…人たくさん！』


泉｢早く帰りたいんだけどぉ…｣



沢山の人がいる為、私とお兄ちゃんは変装している

…と言っても、お兄ちゃんのオーラはモデル感剥き出しでフツーにバレちゃいそうなんだけどね




泉｢…にしても、アンタ芋臭い格好だねぇ｣


『うるさいなぁ』




黒のカツラにお下げ三つ編み
黒縁メガネをかけて
白のTシャツにくるぶし丈のジーンズ
赤のチェックのＹシャツを腰にまいて

はいかんせーーーー！
カッコイイ系の服装だけど人によるよねコーデ！！！！





そんなことを喋っているうちに、新生イナズマジャパンのメンバーが発表されていく


『わぁ、いろんな学校がいっぱーい』


泉｢そのあったま悪そうな発言どうにか出来ないわけぇ？｣




今日のお兄ちゃんはなんだか冷たいねぇ

おーこわ♡





《……最後、瀬名望 》




『……へ？』


泉｢は…？｣



今の…アナウンス、私の名前呼んだ…？



『私の名前が呼ばれた気がするんだけど……気の所為だよね？』


泉｢気の所為で…｣


《瀬名望、返事をして前に出なさい！》


『うわわわっ！！やっぱ私じゃん！』





気の所為じゃなかったぁああああ！！！？？



すぐ様 スタンド席から飛び降りると、人の視線が私に集まるのが分かる


私は走って整列している紫色髪の毛の男の子の隣に並んだ



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