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「なんの〜〜、まだまだ」



春日が飛び上がり、レイアップシュートを撃つ。

慌てて伊月がブロックに飛ぶが届かない。



スパッ



そのシュートはゴールをくぐった。




「(スクープショット……!!こんな柔らかいタッチ見たことねぇ…。岩村が剛なら春日(コイツ)は柔の選手ってカンジだ…!!)」



驚きを隠せない伊月。




「なんのっ!!」




ボールを持っていた小金井がドリブルをしながら走り抜けシュートを決めた。




「「「おおお、誠凛もすぐに返した!!」」」



観客から歓声が上がる。






「おお〜っ、思ったより全然くらいついてるっスね」



目を見開きながら驚く黄瀬。



「…てかむしろ今の方がしっくりきてるけどな。黒子と火神は攻撃力がズバ抜けてるから即採用したんだろうが…あの二人を加えたチーム編成は春から作った型。いわばまだ発展途上だ。日向のアウトサイドシュート。8番のフックシュート。それを軸にしてチームDFで点を取る今の型が誠凛が一年かけて作ったもう一つの型だろう。去年の敗戦から相当練習してきたんだろ。勝つために」



誠凛の努力が垣間見えた。




「…あともう一つ分かったのは、こっちの(チーム)のキーマンはオレがこの前マッチアップしたアイツだ」



「?主将(4番)じゃないんスか」



「日向は精神的支柱だ。ゲームメイクはPGに任せる。アイツはたぶん眼がもう一つある」



「眼…?」



黄瀬は怪訝そうな顔で笠松を見た。







「一本!!ここ大事にいくぞ!」




その瞬間伊月は目を細めた。
その目に映るのは自分のマークにつく春日、その少し後ろで岩村を抑える水戸部。


そして…コートを上から見る。





ビッッ!!




次の瞬間伊月は日向にパスを出し走り出した。
慌てて春日が伊月を追おうと振り返る。
が…




ガッッ




「!!?」



春日は味方の8番とぶつかってしまった。




「ったぁ…!?」

「いって……!!?」



二人とも痛そうに片目をつぶり声をあげる。




そんな中フリーになった伊月は日向からパスを受け取りレイアップを決めた。





「うおお決まった!!」


「すげぇよ誠凛…王者相手に負けてねえ…!!!」

3→←第23Q 勝つために 1



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桜華舞姫(プロフ) - 凄く面白くて読みやすかったです。更新頑張ってください! (2019年2月16日 9時) (レス) id: 560a31fb84 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 更新が遅れてすみません。これからはどんどん更新していくのでよろしくお願いします。 (2017年3月27日 22時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年3月27日 14時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の兄弟が作ったのも見てコメントお願いしますhttp://uranai.nosv.org/u.php/hp/mummy22/ (2017年3月17日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年3月1日 12時

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