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試合が再開されると、客席がどよめいた。
「………！！！」
「うっおっ…」
正邦が第1QよりいっそうDFに力を入れてきたのだ。
「すっげえ！！一段と厳しい！！」
「いよいよ、東京最強のDF全開か！」
「来た…！！」
『(…大丈夫。想定内だから)』
「すっげー…
玲奈は気合を入れながらも、少し余裕のある表情でコートを見据える。
「もうさっきみたいに抜かせないからね！」
火神のマークについている津川も第1Qより断然隙がないDFをしてくる。
「(のやろっ…マジでコイツ…抜けねぇ…！)」
『(けど、二人だったら！！)』
火神は津川の足の間から津川の後ろにいる黒子にパスを出し、それを受け取った黒子が津川のマークを切り抜けた火神に再びボールを戻した。
「(何が起き……)ええ！？」
「させん！」
すぐに岩村が火神の前に立つ。
「ヘルプ速え！！」
しかし火神は再び黒子に同じようにパスを出し、それを受け取った黒子が直接ゴールの真上にパスを出した。
ガッッン！
そのボールを火神がダンクして決めた。
「うおおお、なんだ今のは！？」
「(あんな連携プレーもあんのかよー！？てか11番今どっから出てきた！！？ホケツじゃねーの！？けど…)」
「津川と主将を二人抜きだと…」
正邦の選手も驚きを隠せずにいた。
「前より二人の連携の息が合ってるっスね」
前髪をかきあげため息をつく黄瀬。
「あのDFをぶちやぶるかよ。けど…一つ気になるな」
ポタ…
笠松が見据えた先にいたのは、雫が床に落ちるほど汗だくの火神だった。
「第2Qでかく汗の量じゃねーぞ。あれは…」
火神のその様子を見た津川はニヤリと笑う。
「なーに抜かれて笑ってんの〜？」
春日が津川の肩に腕を回す。
「あっ、すいません！」
ギクッとする津川。
「いーけどさ〜別に〜。
「まだまだ！もっと苦しんでくんないと！！」
今までで一番の笑顔で拳を握り締めながら津川は言う。
「おお〜。なんと頼もしいドSぶり」
「それに、確かに
彼にはある秘策があった。
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桜華舞姫(プロフ) - 凄く面白くて読みやすかったです。更新頑張ってください！ (2019年2月16日 9時) (
レス) id: 560a31fb84 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 更新が遅れてすみません。これからはどんどん更新していくのでよろしくお願いします。 (2017年3月27日 22時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか？ (2017年3月27日 14時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の兄弟が作ったのも見てコメントお願いしますhttp://uranai.nosv.org/u.php/hp/mummy22/ (2017年3月17日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーナ x他1人 | 作成日時：2017年3月1日 12時
