第22Q 心配すんな 1 ページ25
正邦のベンチではスコアボードを見て津川が微妙な顔をしていた。
「どーてん………」
ええええ〜と叫び出す。
「ビミョ〜〜、つかありえねぇ〜〜〜。全然目標達成できてなくね?」
「津川!」
その津川の様子に堪り兼ねた岩村が怒鳴り声をあげ、津川を睨む。
「調子に乗るな。だまれ」
シュバッ
立っていた津川は慌ててベンチに座る。
「ごめんなさい!じゃなくてスイマセン!」
「…もしこの中に今の津川と同じようなことを少しでも思ってる奴がいたら改めて肝に命じろ。
部員全員に言い聞かせるように岩村は言った。
「うんうん。岩村はちゃんとわかってるね。油断は禁物。慢心など10年早い」
正邦高校監督ーー松元郁憲は選手に告げる。
「ましてお互い同じ高校生。勝負は終わるまで何が起こるかわからん。毛ほどもスキを作るな。まだ勝負は」
「始まったばかりよ!」
ベンチに座っている選手達にリコは目の前でしゃがみ言い放つ。
「
『ただパス回しにつられすぎてるのでゾーンも少しタイトに。あと火神君、ファウル多い』
「う…」
図星を指され、火神は言葉を詰まらせる。
「相手に合わせようなんて腰が引けちゃ流れ持ってかれるわ。攻める気持ちが大事よ!!」
「「「「「おう!!!」」」」」
ビーーッ
ちょうどその時、第2Q始めの合図がなった。
「第2Q始めます」
「っし!」
日向が気合を入れコートに向かう。
「日向君」
その日向をリコが呼び止めた。
「…いいのね?」
「おーー」
そして今度こそ日向はコートに戻っていった。
187人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜華舞姫(プロフ) - 凄く面白くて読みやすかったです。更新頑張ってください! (2019年2月16日 9時) (レス) id: 560a31fb84 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 更新が遅れてすみません。これからはどんどん更新していくのでよろしくお願いします。 (2017年3月27日 22時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年3月27日 14時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の兄弟が作ったのも見てコメントお願いしますhttp://uranai.nosv.org/u.php/hp/mummy22/ (2017年3月17日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年3月1日 12時