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「正邦は古武術を使うのよ」


「古武術…!?アチョーってやつすか!?」


『蹴らないし、それは古武術とは違う!じゃなくて正確に言うと「古武術の動き」を取り入れてるの』




リコと玲奈が、分かりやすく説明する。



「その技術の一つに『ナンバ走り』っていうのがあるわ。普通は手足を交互に振って走るけど、ナンバ走りは同じ側の手足を振って走る」






「『ねじらない』ことで体の負担が減って、エネルギーロスを減らせるらしい」


「よく知ってるっスね」


「全国でも珍しいチームだからな。月バスで特集された時もあったし」


「(なるほどだからっスか。あの津川…去年よりもさらにDFの圧力が強くなってる)けど、このままやられっぱなしで黙ってるようなタマじゃないスよね?」




黄瀬は誠凛をじっと見据えた。





「ナンバ走りの他にも、ふんばらずに力を出したり、タメを作らず速く動いたり、色んな基本動作に古武術を応用してる。それが正邦の強さなのよ」


「(古武術の動き…あの違和感はそーゆーことか)」


『けど消えたり飛んだりするわけじゃない。相手は同じ高校生です。フェイクにもかかるし、不意をつかれればバランスも崩れます』


「そう!やってるのは同じバスケよ。いつも通りやればちゃんと通用するわ。まだテンパるとこじゃないわよ!」




その後タイムアウトが終了し選手達はコートに戻る。




「伊月センパイ…ボール回してもらえないすか」


「え?」



火神はコートに戻りながら伊月にそう言った。



「もっかい津川とやらせてください」


「…じゃ、いいか?任せて。なんか秘策あり?」


「いや…けど、とどのつまり同じ人間すよね?相手より速く…ぶち抜きゃいいんだよ…です」


「うおお〜なんだソレ。大丈夫か?」



肩を回しながらそう言う火神に伊月は若干心配そうな顔を向ける。



「たぶん、大丈夫です。やる時はやる人です」




伊月の言葉に黒子は火神を見据えながら言った。

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桜華舞姫(プロフ) - 凄く面白くて読みやすかったです。更新頑張ってください! (2019年2月16日 9時) (レス) id: 560a31fb84 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 更新が遅れてすみません。これからはどんどん更新していくのでよろしくお願いします。 (2017年3月27日 22時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年3月27日 14時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の兄弟が作ったのも見てコメントお願いしますhttp://uranai.nosv.org/u.php/hp/mummy22/ (2017年3月17日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年3月1日 12時

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