第２１話 ページ22
なぜ後輩から恐れられる吉沢が
成宮曰くアホそうな顔をしていたかというと、
＿＿昼休み
吉沢「ボソッ))さりげなく、笑顔で、爽やかに、、」
同学年で同じく野球部である平井翼のアドバイスを
念仏を唱えるように口にしながら向かったのは
廊下から3列目、後ろから2つ目の席に座る
女子弓道部の部長である櫻美名子
吉沢「ボソッ))…さりげなく、、よし
よ、よぉ、さ、櫻！」
ラッパーか、さりげなさはどこ行った
櫻「……、あれ、吉沢くん？」
何か考えていた様子だが、
吉沢が声をかけて考えるのを一時中断する
吉沢「(うお、こっち見た！)
その、アレだ、、部長、慣れてきたか？」
笑顔どころかガチガチに口角を引きつらせる
爽やかさはどこ行った
平井「…あちゃー、あれはもう絡んでるとしか汗」
原田「…だから言ったんだよ
アイツに爽やかな笑顔ができるはずねぇって」
平井「んー、、苦笑」
平井の言うとおり絡んでいるとしか見えない状況に
教室でガールズトークを繰り広げていた女子たちも
「あれヤバくない？」とヒソヒソ話し出す
櫻「んー、まだ慣れないかなぁ」
が、この櫻美名子は吉沢の強面にも動じることはない
吉沢「そ、そうか
うちも原田が大変そうだしよ！」
櫻「野球部は人多いから、大変そうだね」
吉沢「人数よりも後輩に手を焼いてるっつーか..」
櫻「あ、たしかえっと、、なるみやくん、だっけ」
吉沢「おう、わがままで偉そうにしてるガキでよぉ」
櫻「ふふ、でも、貴重な戦力なんでしょ？」
吉沢「まぁな、一応チームのエースだよ」
櫻「弓道部のエースも、
1番上手って言われてる若宮さんにも負けないくらい
物怖じしない子で、、」
そこから続くことはなく、
代わりに小さなため息がこぼれる
クラスメイト「(何を話してるかは知らないけど、
あの強面の吉沢と普通に話している！？)」←
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芋ケッピー(プロフ) - わわ！ありがとうございます！！ そうですね…私自身もどう変化させようか悩んでます笑 (2019年6月2日 22時) (
レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 毎回読ませてもらっています。これからの主人公のと成宮鳴がどう関わってどう感情が変化していくのが楽しみですね！そして主人公の弓道部での先輩達との仲も気になってきます。続き楽しみにしてます！ (2019年6月2日 20時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋ケッピー | 作成日時：2019年5月25日 23時
