有言実行 ページ38
結局その日は1人で家に帰ってきた。
バタンと家のドアを閉めると、その場で座り込む。
あぁ…最悪だ私…
約束を破ったくせに、嫉妬で1人で怒って暴れた…。
もう嫌だ。自分が嫌い…。
おかしくなりそうな最低な気分で立ち上がる。
すっかり酔いも冷めてしまった足取りでベットに向かい、
化粧も服もそのままで最低な気分をかき消すように目を瞑った。
金曜日、バイト先の友達にタイミングを見計らったように
急遽、人数合わせの合コンに誘われ、
碧棺さんに告白もしてないのに失恋した気分だった私は
合コンに行くことにした。
帝統がいなくなってバイトを減らしていたので、
普通の大学生らしい事をやってみたかったのもある。
碧棺さんに一応「合コン行ってきます」
と連絡したが既読無視されて
止めてくれないんだ、と勝手に期待して
更に落ち込んでしまった。
そして、その合コンはあんまり楽しくなった。
碧棺さんよりかっこいい彼氏を見つける、
と宣言した私だったが、
彼の顔を見慣れたせいか、
私のかっこいいの基準がとても上がっていることにその合コンで気づいた。
彼と出会う前ならかっこいいと思えていた人も
今では彼の足元にも及ばない。
そんな中で男の人に話しかけられても
浮かんでくるのは碧棺さんで、
どうせ昨日で嫌われたし、もう諦めよう
と思っても彼を思い出してつらかった。
あぁ…こんなに好きだったんだ…。
合コンに行ってこんなことに気づくなんて馬鹿だな。
結局、二次会には行かずに
何人かとだけ連絡先を交換して帰った。
1人の部屋で、私は何がしたかったんだ…と
虚しさだけが残って出来ることなら
碧棺さんと前のような関係に戻れたらいいな、と思った。
…謝ろう。
明日は土曜日で、碧棺さんに会える。
その時に謝ろう…。
言葉選びをしていると自然と、ホストクラブに行った日のことが思い出される。
あの日の私は最悪で思い出したくないけど
美しい女の人に話しかけられているのを遮って
私のところへ来てくれた碧棺さんがいて、
今更、嬉しくなってしまった。
携帯が鳴り、見ると今日会った男の人から
『気遣いとかできてていいなって思った
今度二人で会えない？』
と連絡が来たが、返信しなかった。
この人は碧棺さんより、よっぽど優しい言葉を
かけてくれるだろうけど、
碧棺さんがいい、と子どもじみた、
でも確かな感情が私の中であった。
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ベベンべェェ - 帝銃だったらマジでエアガン打って幻太郎になんかやられてそう (2022年10月30日 10時) (
レス) @page28 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 2chスレからこの話思いつきました感やば (2022年6月17日 22時) (レス) @page2 id: cc1286ce8c (このIDを非表示/違反報告)
引きこもりちゃん - 読み終わりました!続編へGO♪ (2022年1月14日 5時) (レス) @page50 id: 81a3cc2368 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもりちゃん - あと、作者様安心してください。高評価押しましたぁ!!応援してますんで! (2022年1月14日 5時) (レス) @page41 id: 81a3cc2368 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもりちゃん - えっ?ここアンチ居んの???こんなに良い話なのに?うーん、取り敢えず一回○しとこうか...?(黒い笑顔♪) (2022年1月14日 5時) (レス) @page41 id: 81a3cc2368 (このIDを非表示/違反報告)
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