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禿「ごめんなさい!ごめんなさい!」
女の子の鳴き声と堕姫の怒りの声が響き渡り、もう手に負えなくなっている状態であったときだった。
誰かから殺気を放っているような感覚がする。
爪をいじっているなか、ふと見上げると金髪の女だろうか、堕姫の腕を掴んでいる。
「…何、あんた」
善「…その人の髪の毛離して下さい…」
堕「不細工が……」
善「聞こえないんですか、離して下さい!」
「…(なんで、堕姫ちゃんに触ってるの?やめて、やめて、触らないで)」
Aは目を見開き今すぐにでも金髪の女?(善逸)の手を払い除けたいほどだった。
善逸も堕姫の目付きに圧倒されつつも必死に女の子を守ろうとしていた。
「だ、だ…」
Aが堕姫を呼ぼうとする時、彼女は振り返ってニコリと笑ってくれた。
堕「…(A、大丈夫よ、あたしにまかせて)」
その瞬間、勢いよく善逸の手を払い除けると同時に勢いよく吹き飛ばした。
禿たちは耳を塞いで縮こまる。
衝撃とともに障子や襖を突き破っていく。
あぁ、あの子もまた死んじゃうかなぁ…
でも痙攣起こしてる?
まぁ、どうでもいいや
Aはそんな様子をどこか楽しそうに見ていた。
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作者名:翠 | 作成日時:2022年2月15日 21時