ニカの気持ち_from N ページ7
目が覚めるといつのまにか自分の部屋で
時刻はＰＭ8時ちょい過ぎ。
「そーいえば...Aさんに看病してもらったんだっけ...」
ぼんやりとした頭で記憶を辿る。
おでこにのせられたタオルは既に意味を果たさないほど温い。
「俺、なんか変なこと言った気がする...」
俺んちは所謂シングルファザーってヤツで、
こうして誰かに看病してもらった記憶なんてのは久しかった。
別に母親のぬくもりが恋しかったわけでも、一人なのが寂しいなんて思ってなかったはずなのに
なんでこんなにも暖かい気持ちになるんだろう
むっくりと起き上がって周りを見渡すとやっぱりAさんは居なかった
お礼くらい言えばよかったな…
ガチャッ
「あれ、高嗣、もう起き上がって大丈夫なの？」
声のした方を見ると、Aさんが居て
帰ったんじゃなかったのとか
看病してくれてありがとうとか
いいたいことはたくさんあったけど、
名前で呼んでくれたってことに一番驚いた
「Aさん、俺の名前...」
「高嗣が言ったんでしょ、下の名前で呼んでって。」
君は少し恥ずかしそうに目線を逸らす。
俺、そんなこと言ったんだ...
全然覚えてねーや...
でも、Aさんに名前を読んでもらえるだけでも嬉しくなる。
「ところで、なんで俺の看病、してくれたの。」
俺は君にあんなひどいことをしたのに。
好きな人がいるのを知りながら写真で脅したりとか、
決して好かれるような行為ではないことくらい
俺にだってわかるから。
「しゃ…写真、早く消して欲しかったから！」
目をそらしながら言われた言葉はあまりにも残酷で
現実を突きつけられたような鈍い痛みを感じる
もしかしたら君が俺のこと好きになったかもしれないなんて
淡い期待をしてしまった俺が
馬鹿みたいじゃないか
「ふうん、そうなんだ？
写真、消してもらうために
ノコノコ俺の部屋までついてきたの？
じゃあ、そういうコトする覚悟できたんだ？」
壁のところまで君を追いやると、
吐息を感じるくらい距離が近くなる
_____________
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なみみ(プロフ) - キスマイさん» お返事遅れてすみません！ありがとうございます( ; _ ; )嬉しいです！これからも楽しんでください(^O^) (2015年3月14日 10時) (
レス) id: b3ba6b11e0 (このIDを非表示/違反報告)
キスマイ(プロフ) - ニカちゃんと宏光にキュンキュンしています。これからも楽しみにしています。大好きです！ (2014年12月9日 0時) (レス) id: 32dc0d3973 (このIDを非表示/違反報告)
なみみ(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)このような稚拙な文ですが、お楽しみいただければ幸いです〜 (2014年11月24日 23時) (レス) id: 27081766ac (このIDを非表示/違反報告)
まり - この小説大好きです！続き楽しみにしてます(*^_^*) (2014年11月24日 2時) (レス) id: ee4edac940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみみ | 作成日時：2014年11月22日 16時
