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本当の心 ページ4

雨はまだやみそうにもなくて






抱きしめられるように耳元で囁く二階堂君の掠れた声。






もう心臓がもたない…






「俺ね、ミキさんといる間、ずっと、



ミツとAさんのこと



考えてたの。



あの二人、今頃何してんのかなーとか。



Aがミツとくっついちゃったらどーしよーって…」




濡れた私の肌に二階堂君の



まだ濡れた髪の水滴が落ちる




冷たくて、でも、二階堂君は熱くて……





なんか異常に熱いような…







「も、もしかして、二階堂君…!」





そっとおでこに手を当てると、




あきらかに平熱じゃない温度。





い、いつから風邪ひいてたんだろう…







きっと朝から具合悪かったんだろう。





でも私が誘ったから風邪ひいてるのに無理して来てくれたんだ…!








「に、二階堂君、大丈夫?」




「なんか、寒い…あっためて…」






ぎゅっと抱きしめられる




確かに二階堂君の濡れた衣服は冷たくて。








こんなに冷たいの着てたらもっと具合悪くなっちゃう…









強かった雨もいつしか小降りになってきた





「二階堂君、家どこ?




具合悪いみたいだし、送ってくよ?」






「やだ、Aと離れたくない…」




なんだか、いつもの二階堂君じゃないみたい。


幼児化してる…


なんか可愛いかも。




「離れないから、一緒に帰ろ?」






「ん…」



やっと観念したのか


家がどこにあるのか教えてくれた。



意外にも家に近かったので、





タクシーを呼び、二階堂君の家に向かう。




(宏光、心配してるよね…帰ったら家の電話で連絡しよう…)




とりあえず、二階堂くんを家まで無事に運ばなきゃ...!






_____________

雨___from Ki→←雨



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なみみ(プロフ) - キスマイさん» お返事遅れてすみません!ありがとうございます( ; _ ; )嬉しいです!これからも楽しんでください(^O^) (2015年3月14日 10時) (レス) id: b3ba6b11e0 (このIDを非表示/違反報告)
キスマイ(プロフ) - ニカちゃんと宏光にキュンキュンしています。これからも楽しみにしています。大好きです! (2014年12月9日 0時) (レス) id: 32dc0d3973 (このIDを非表示/違反報告)
なみみ(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます(*´∇`*)このような稚拙な文ですが、お楽しみいただければ幸いです〜 (2014年11月24日 23時) (レス) id: 27081766ac (このIDを非表示/違反報告)
まり - この小説大好きです!続き楽しみにしてます(*^_^*) (2014年11月24日 2時) (レス) id: ee4edac940 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみみ | 作成日時:2014年11月22日 16時

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