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茜は松平を床に放置したまま、バブルス王女の写真を手に取って見ていた
茜「式のスピーチは私がしよう。
土「テメーはなに勝手に話進めてんだァァァ!!」
「ダメだ!!茜さんは使い物にならない！」
崎「姐さァァん!!このとおりです!!男がこれだけ頭下げてんだ…その重み！義に通ずる姐さんなら分かってくれ…
山崎は妙に向かって再び頭を下げるが、妙は山崎の頭をつかみ、軽々と持ち上げた
妙「アラ、どこが重いのかしら？この頭……スカスカの脳みそしかつまってねーだろうがァァ!!」
妙はそのまま山崎を他の隊士達に向かって投げ飛ばす
店は一気に騒がしくなり、他の客たちや店員が騒ぎを駆けつけ集まってくる
そのとき、土方が座っていた椅子の手前の机に隊士が投げられた
そこには、編笠を被った小柄な人物
「なんだてめェェェェ!!」
柳「貴様らこんな多勢で女に手を出すたァ、それでも侍かね？…この
「あ"ーー!?チビ助が何ナマ言ってんだ…
土「オイ、やめろ」
土方がは大事になる前に止めに入る
土「これ以上店 騒がすな。引き上げるぞ。それからガキんちょ、お前も来い。お前未成年だろ。こんな店に来ていいと思ってんのか？」
柳「オイ貴様、今何て言った？」
小柄な人物の被った編笠が宙を舞う
周りにいた隊士達は一気に倒れた
刀を腰から抜いた"男"を見て土方も刀を引き抜き受け止める
「ガキんちょなんかじゃない…
___柳生九兵衛だ」
土(あと少し遅れていたら斬られていた…)
土方の額から冷たい汗が流れ落ちた
交わっていた刀が離れ、二人は距離をとる
再び二人が剣を構え直すとそこに間に割るように入ったのは茜
茜「…ここはキャバクラだ。喧嘩なら他所でやれ」
茜は九兵衛と土方を鋭く睨んだ
九兵衛は土方を睨むと仕方なさそうに刀を鞘に収める
土方も同じように剣を下ろした
茜「…あまりヤンチャは良くないぞ…顔に傷でもつくったら大変だ…"可愛いお侍さん"？」
茜はニヤリと口角を上げ九兵衛を見る
九兵衛は何かに驚いたように目を少しだけ見開いたあと、再び鋭い目付きに戻り茜を睨み返した
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作者名：あかお | 作成日時：2020年6月28日 0時
