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Aside
『1週間がもう終わってしまった……』
全国各地のアニメイトを周り、ご満悦だった少女。
しかし、これからまた仕事が始まるという現実に一気にテンション爆下がりである。
『しゃーない、行くかぁ』
ここでふと、少女は思い出した。
『そういや、萌奈が私の悪評広めてるんだっけ』
普通の人ならここで絶望するだろうのだろう、きっと。
だがしかし。少女は普通ではない。
『え、待ってめっちゃ楽しみ〜!!フゥ〜!!』
さっきまで落ち込みまくっていたのが嘘みたいにハイテンションになった。
『待っててブルーロック!今行くよー!!』
▽△
絵「おかえりAちゃん。休暇は楽しかったか?」
『それはもう楽しかったですよ』
絵「そう。じゃ、仕事頑張ってね」
『へーい。あ、これお土産!感謝してよね!』
絵「……ありがと」
『んじゃ!仕事頑張ってきまっす!』
△▽
少女がいなくなったあと。絵心はエコバッグに大量に詰められたお土産を開ける。
絵「……いらない」
少しの沈黙のあとの第一声がこれ。
さて、一体少女は何をお土産にしたのだろうか。
絵「…あんスタホログラム箔押しカード?」
おおっと、それはダメだ少女よ。
……まぁ、一応開けてはやろう。
なんて絵心は考え、ベリッと包装を開ける。
絵「………誰だよこれ」
意を決して開封するも、誰か分からない。
絵「あとエコバッグ一つ分……。どうしよ」
アンリによれば、その後しばらく絵心はエコバッグと見つめあっていたらしい。
▽△
ーチームZー
『やぁやぁ男子ども!Aちゃんのお帰りだぞ!ひれ伏すがよい!凛月くんイケメン!!!』
突如現れた少女に、男子たちは固まった。
蜂「えーっと、A?本物?」
『本物。え、偽物の私がいたの?』
千「っはぁ……。良かった戻ってきて…。お前今までどこに行ってたんだよ」
潔「急に居なくなったからめっちゃビビった……」
國「何も言わずにどっか行くなよ」
『あれ、私言った気が……、しないな。まぁまぁ、これあげるから』
潔「…なんとなく嫌な予感がする」
蜂「同感」
少女がポケットから取り出したのは、先ほど絵心にあげた物と全く一緒のあんスタホログラム箔押しカード。
引いたような困惑したような苦い顔をされたあと、いらないと言われた。どんまい。
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サクラ(プロフ) - しゅーくりーむ。さん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません!なんと……!!!あの問題に正解できるとは、もしや貴方様は天才であらせられますか!?あんスタあんガル、共に尊いの極みでございます。面白いと言って貰えてとっても嬉しいです(*>ᴗ<*)さぁ一緒に!Amazing…☆ (3月13日 20時) (レス) id: ea0cda33d2 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 猫愛りあさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません!はい!!!凛月くんのことが大好きな限界オタクの皆様は、みんな等しく夢主ちゃんでございます!!いいですよね、凛月くん。 (3月13日 20時) (レス) id: ea0cda33d2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ。 - パーリラ…って……バ◯ラの歌!?作者様、有難うごぜぇやす!おかげであんスタ、あんガルの尊さを知りました。私は日々樹渉が好きです!すごく面白くて、ニヤけながら見てました。 (2月5日 15時) (レス) @page40 id: e51a54572c (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - ちょっちょっと待って下さい?凛月大好き限界オタクって…僕の事じゃないですかッ((殴 (2月3日 23時) (レス) @page3 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 応援ありがとうございます! 今までは作者の私情で更新ができていませんでしたが、私情の方がだいぶ落ち着いてきたので、これからは相変わらず遅いかもしれませんが、頑張ってなるべく早く更新するようにしていきたいと思っています🙇🏻♀️ (1月30日 21時) (レス) id: 108971912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラ | 作成日時:2023年6月3日 14時