小堀「72話だぞ。」 ページ44
*
『んんっ…疲れたなぁ…』
勉強が終わったあと。
腕をグッと上に伸ばして伸びをする。
部屋に戻ろうと、廊下を歩いていた。
すると
グイッ…バタンッ…
『んぅ!?』
図書室の前を通ったとき、扉が開いて、腕が引かれる。
何か、壁の様な物に倒れ混む。
そして、口を塞がれた。
?「ちょーっと待っててねん♪」
…え…?
この話し方…は?
暫くすると、塞がれていた手が解放された。
『原先輩…!?』
連れ込んだのは、原先輩だった。
原「は〜っ…やっとAちゃんと二人になれたー…」
ギューッと、私を後ろから抱き締める。
『どっ…どうしたんですか?』
原「どうしたもこーも無いでしょ。
…Aちゃんが、危険な目にあったのに…
ナンパの時は、虹村とかゆー奴でさ…
溺れたときは黛?
お説教だって花宮だし…
つまりは最近、Aちゃんと入れてないの〜!」
抱き締めていた腕に、尚力が入る。
『すっ…すいません…』
原「分かったなら黙って抱き締められてなさい!」
抱き締められてなさいって…
結構恥ずかしいのに…////
すると、原先輩が私を抱えて、綺麗に並んだ机の影に入り込んだ。
『えっ!?な、なんで…』
原「人が来る。」
『え。』
ガチャ…
ゆっくりと、扉の開く音がした。
?「…誰か居るのか?」
この声…伊月さん?
またもや、私の口が塞がれる。
原「くくっ…スリル満点だねん♪」
…スリルって…;;
なにを楽しんでるのだろうか。
なんて疑問をも心のなかで秘めておく。
伊月「居ないのか…気のせいか…」
その声の後に、ドアが閉まる音がした。
そして、口が解放された。
『…ふぅ…』
原「あーっ…面白かった。ww」
『何が面白いのかわかりませ…ん?』
ふと、原先輩が私の唇に触れた。
原「Aちゃんの唇…柔らかいね〜ww」
『ん…そうですか?』
原「うん。…(食べちゃいたい位にね…なんてね。)」
そのあとは、原先輩は満足したらしく、私は解放された。
…一体なんだったんだ。と思う半面、最近会えなかったし、嬉しかったとも思った。
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百花(プロフ) - 笠松先輩オチが良いです! (2016年1月13日 16時) (レス) id: 1fa208ce09 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - 薬研@古橋(元千尋)さん» あ、はい!一応は居ます!ただ、うまく絡めてないです…すいません。こう…どうやって絡まそうって言うのが、あまり出てこなくて…すいません! (2015年12月16日 19時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
薬研@古橋(元千尋) - 春日さん居ますか…? (2015年12月16日 18時) (レス) id: 8007669735 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ねむさん» えっと…一応出しては居ますよ!ただ、どうやって絡もうか…という案というか…出てこなくて…すいません! (2015年6月27日 9時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 虹村さんは出ないですか、、、? (2015年6月27日 9時) (レス) id: 83825eba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2015年5月2日 20時