霧崎の姫君！！〜恋の始まり！？〜【黒バス】

今吉「５７話やって。ハプニングみたいやで？」黛side ページ27

*



俺は、他の奴等見たいに海で遊ばず、いつも通り本を読んでいた。


勿論、【時計仕掛けの林檎と蜂蜜と妹】だ。



本を、一ページずつ捲っていく。





すると、嫌な予感が体を過った。






ふと、海の方を見ると…





"誰かが沈んでいった。"



黛「っ！？」




ハッとして、何時もは大事にしていた本を投げて、海に飛び込んだ。









ある程度泳いでいくと、微かに人影が見えた。



黛「(…あれは…雪城！？)」



誰かがはっきりすると、１度海から顔を出して、思いきり息を吸って…



黛「ｽｳｯ…」



潜った。




ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｯ


耳の横で、そんな音が聞こえるが、そんな事はお構い無しに潜っていく。




黛「っ…！」



少し伸ばされていた雪城の腕をぐいっと掴むと、上に浮かんでいった。









黛「…ぷはっ！」



雪城が息をしやすいように、横抱きにして海岸に戻っていった。









…なんで俺…コイツにこんな必死になってるんだ…？





…折角の合宿で、死人が出たら困るからか？






…いや、何かが違う気がする…何だ…？







…そんなことを考えるのは後にしよう。まずは…




黛「赤司っ！」





──こいつの無事が最優先だ…！

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