【おそ松さん】金曜日のおはよう【一松】

おはよう ページ3

8:00






次の日、俺はまた猫カフェへ行くのを口実に電車に乗った








ガタンガタンと昔ながらの音を立てない今時の電車は時代が過ぎたのだと思わせるのにちょうどよかった






隣のやつ、なんか眠そうだな








まぁ俺もだけど。









8:07








開いたドア、それをじっと見る









_______来た









俺はガラにも無く動揺している








自分でわかるくらいに顔が熱くなるのを感じる









栗色の肩までの内巻きにされている髪





引き込まれるような黒い瞳





仕事へ行くのかピシッとスーツを着て、それから見える足や首などからしなやかな雰囲気が出ている








俺は声をかけようとした









・







そう、‘‘した’’んだ。







「…あ…っ！！？」






緊張と羞恥心で声がでなくなった









すごくみじめな感じがする









「はぁ…」









思わずため息









・








_________今日も逃げた







・

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