31話 ページ32
不二周助side
初めから、少し疑っていた。
Aが手紙を貰った!とはしゃいでいる時から。
いかにも、裏のありそうな文面で書かれていた手紙を見て、
僕は、Aについて行くことにした。
昼休み前は、1人の見覚えのある女子が急いで教室を出ていくのを見た。
そして、学食内のテラスにつき、確信した。
Aを呼び出したのは、西園寺 美香。
女子テニス部の部長で、僕のことを好きな女子だ。
そして、Aのことが好きで、独占しようとしていた、王様気質の奴のいとこだ。
さっきの学食での会話を思い出すだけで腹が立つ。
『えとぉ…不二くん…も一緒なんだ…?』じゃないよ
まず、Aと僕が幼馴染って知って、わざわざAを呼んだよね?
Aが可哀想だよ。Aは純粋に友達になろうと思っているのに…。
そのあとも、Aと僕がいつも一緒にお昼を食べているって知って、
わかりやすく、声色変えて
『あ…そうなんだぁ!よろしくね〜不二くん!』なんて、上目遣いして言っていたけれど、
もう、君の心の中はお見通しなんだよ
まぁ、Aは…気づいてないだろうけどね…
西園寺 美香___
もし君が、Aを傷つけたら、
僕は君を『絶対に許さない。』
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柊 蒼葉(プロフ) - 白雪月さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて光栄です…(涙)現在受験生なので、あまり更新できていませんが、隙間時間に少しずつ更新していこうと思います!これからもよろしくお願いします!! (2019年1月8日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
白雪月(プロフ) - この作品すごく面白いです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 4433117549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 蒼葉 | 作成日時:2018年1月21日 18時