28話 ページ29
〜ある日の朝〜
私はいつも通り、朝学校に周助とリョーマくんと登校した。
「俺は1年の下駄箱なんでここで分かれますね。A、また部活で。」
「う、うん、またね〜」
リョーマくんと分かれ、周助と2人で教室へ向かう。
やはり、リョーマくんと周助は対立しているようだ。
実際、私は周助のことが好きだ。もちろん、恋愛対象として。
でも、もし周助と付き合うことになったら…リョーマくんとはどうなるんだろう。
リョーマくんは、アメリカで初めてできた大切な友達だ。
恋愛の影響で、仲が悪くなったりするのは、嫌だ…
「___っ…A?難しそうなしてるけど…どうした?何かあった?」
リョーマくんと周助のことで悩んでいたら、顔が強ばっていたようだ。
「ううん、なんでもないよ。」
私は気持ちを切り替えようと、両頬をペチンと叩く。
「いや…ほんとに大丈夫?何かあったら相談してね?」
周助と関係ありすぎて、さすがに相談できないなぁwと思いつつ、笑顔を向ける。
「うん!わかった〜心配してくれてありがとね周助。」
「いーえ。なんでも言ってよ?」
ほっとしたような顔をして、微笑む周助に胸が高鳴る。
うわぁあああっ!!なにあの笑顔?!
あんないい笑顔向けられて惚れない女の子いないって!
周助に見惚れていたら、いつの間にか3年の下駄箱についていた。
周助はモテるだろうし、下駄箱のロッカーにラブレターとか、よく入ってるんだろうな。
私は…転校してきたばかりだし…流石にないよね!w
そう思い、いつも通り、下駄箱のロッカーを開ける。
すると、薄いピンクの封筒が、ひらりと落ちる。
Σ(°-° )ワオさっき考えてたことが、フラグでしたか(白目)
まぁ、とりあえず開けてみる。
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今本 Aさんへ
今日の昼休み、一緒に昼食食べない〜?
私、Aさんと、仲良くなりたいの〜♡
昼休み、学食内のテラスで待ってま〜す♡
差出人は、来てからのお楽しみ〜♡
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…え?…ん?女の子から…お昼のお誘いですかい?
私、カッコイイ系女子でもないしなぁ…
差出人の子…(っ`-´c)マッ!!マサカ……レz…な訳ないよなw ハハッ
とりあえず昼休みに学食内のテラスに行くかー!
差出人の子どんな子なんだろうな〜
そう思いながら、上履きを履き、周助と一緒に教室に向かった。
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柊 蒼葉(プロフ) - 白雪月さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて光栄です…(涙)現在受験生なので、あまり更新できていませんが、隙間時間に少しずつ更新していこうと思います!これからもよろしくお願いします!! (2019年1月8日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
白雪月(プロフ) - この作品すごく面白いです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 4433117549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 蒼葉 | 作成日時:2018年1月21日 18時