2話 ページ3
〔過去編1〕
今から5年以上前。
私と周助は小学3年生だった。
私と周助は家が隣で幼なじみ。
毎日、学校は一緒に行き、お互いの家でも、よく遊んでいた。
私の小学校では、3年生から、クラブに所属する決まりがあり、私と周助は一緒にテニスクラブに入った。
周助は上達が早く、試合をして上級生に勝つこともよくあった。
なので私は周助に指導してもらい、学年で上位の実力をつけた。
私達2人はテニスクラブに入ったことにより、以前よりももっと仲良くなり、
テニス友達も増え、とても充実した日々を送っていた。
そしてあっという間に、冬休みが来ていた。
女友達と遊んで、周助とテニスをしたり、一緒に遊んだり本当に楽しい冬休みだった。
しかし、そんな楽しい時間は長くは続かない。
母「A〜ちょっと来なさい。」
突然母に呼ばれ、母から伝えられたことは、
「父の仕事の都合でアメリカへ引っ越す」
ということだった。
A「…なんで急に…?そんな…突然言われても…」
涙を堪えるのに必死だった。
母「もう…決まったことなの。」
A「っ…私は…ここに残る…」
母「小学3年生が1人暮しなんてできるわけないじゃない。そんなこと認めないわ。」
母にそう告げられ、こらえていた涙が溢れてしまう。
母「1月いっぱいで転校だから、友達にAからちゃんと伝えなさいね。」
追い討ちをかけるような母の言葉を聞いた途端、頭が真っ白になってしまった。
81人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊 蒼葉(プロフ) - 白雪月さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて光栄です…(涙)現在受験生なので、あまり更新できていませんが、隙間時間に少しずつ更新していこうと思います!これからもよろしくお願いします!! (2019年1月8日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
白雪月(プロフ) - この作品すごく面白いです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 4433117549 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柊 蒼葉 | 作成日時:2018年1月21日 18時