17話 ページ18
現在、私は周助と一緒に帰っている。
放課後デートみたいな甘い感じではなく…
「…で?早く今日のこと話してよ^^」
「えっとね周助、話すと長いんだけど…」
「いいから早く話してよ^^」
「(ι ´д`)ノ”ワカリマシタァー…」
…お察しの通り、恐怖感がものすごい。
周助の微笑んでいる顔がとっても怖いので、要点だけ、完結に伝えた。
「あの帽子の子、越前リョーマくんは、私のアメリカでの大事な友達で、
マネージャーを希望するきっかけになった人なんだ…可愛いけど、頼れる弟みたいな子だよ。
久しぶり…でもないけど、偶然会えたから話してただけだよ。」
うん、ちゃんと答えたよね…?と思い、笑顔を作る。
「あのさ…質問にちゃんと答えました〜みたいな顔してるけど…答えになってないからね?」
「えっ?周助の質問って、あの帽子の子だれ?何?みたいなことだよね?私ちゃんと答えt…」
周助はニコッと笑う。威圧感がすごくて、思わず言葉を失った。
「違うよ。ボクが聞いたのは、その越前くんと一緒にいた時、
二人とも、顔赤かったけど何で?ってことだよ?」
リョーマくんはなんかずっと顔赤かったけど…
私、顔赤かった時は…
あっ…周助に告白されたことをリョーマくんに話してる時だ…
えっ…これを周助に言うのか…恥っず…
「…ん〜とね。リョーマくんと、恋バナしてたからだと思うよ…?」
嘘をついてそうだけど、ギリついてない言葉を咄嗟に考えた。
信じてもらえるかな…
周助は目を開き、私に疑いの目を向ける。
「始めの間が気になるけど、嘘ではなさそうだしいいや。」
私が安心した顔をすると、周助は微笑む。
「そう言えばA、告白の返事できるだけ早く欲しいな…
まぁ、今すぐってわけじゃないから、ゆっくり考えてね…」
「うん…わかった。」
「って…えっ!!優しい方の周助が降臨した…ってあっ!!」
思わず心の声が漏れる。
周助の方を恐る恐る見ると、優しい方の周助ではなく怖い方の周助の笑顔があった。
「ん?A、今のどういうこと?」
「ナンデモナイヨ。」
「A?^^」
「°Д°)ヒイィィィ!!ごめんなさいごめんなさい…」
太陽はほとんど隠れ、薄暗い。
優しい方の周助が再び降臨する頃には、もう私の家についてました…
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柊 蒼葉(プロフ) - 白雪月さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて光栄です…(涙)現在受験生なので、あまり更新できていませんが、隙間時間に少しずつ更新していこうと思います!これからもよろしくお願いします!! (2019年1月8日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
白雪月(プロフ) - この作品すごく面白いです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 4433117549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 蒼葉 | 作成日時:2018年1月21日 18時