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『ちょっ狐！待てって』
狐は森の中を駆け回る
まるでそこに道があるかのように
木と木の間を潜って走っていく
通ってる場所はまるで木のトンネル
これ花粉症ヤバそう…
us「これ何処まで行くんだ…」
rt「これ、けっこう走ってるよね」
ky「おい！先が見えてきたぞ！」
木のトンネルを抜けた先は沢山の
魔力を含んだ枝を持つ木が並んでいる
見渡す限りほぼ全ての種類はあるだろう…
rt「スゲェ…」
gt「これ、何処まであるんだ…」
遠くを見てみれば洞窟を見つける
洞窟の入り口にも魔力を持つ木がある
『しかも、こんな名物とも言えるような場所を誰も知らないんだよな…』
ky「此処の上見てみると木で全体を覆われてるのか？」
us「お前…狐は知ってたのか？この場所」
クァァン！
狐は鳴くと少し先まで走って行った
『ちょっ、待って！』
狐を追った先には親と見える狐が居た
足を怪我して動けていないのかプルプル震えてる
gt「これ罠で怪我してる」
us「罠で捕まった親を助けて一緒に逃げてきたのか…」
rt「A治療出来る？」
『一応、消毒液と包帯はあるから出来る』
ky「何であるんだよ」
us「キヨが何時も調子のって転けて怪我するから持ってるんだよ」
rt「確かにwこの前雪山行って
ソリに立ちながら滑ってたしねw」
ky「お前何時まで覚えてんだよ」
何か話が盛り上がってる…
まぁ、良いか。僕は親狐の治療と
念のため此処に連れてきた狐の手当てをした
『よし、終わった…』
us「お！終わったか」
rt「流石のできなんだけど
慣れすぎじゃない？」
『まぁ、よくキヨの手当てしてるしな』
ky「いやいや俺はそんな怪我してないんだが」
gt「いやしてるだろ
つい一昨日、魔法の箒に乗って調子に乗ってた時木にぶつかってだろしかもカッコつけて」
『キヨ…お前そんなことしてたのか』
まだそんなことしてたのか
師匠にあんだけ言われてたのに…
ky「うるせぇ！忘れろ！」
us「いや、忘れるのは良いんだけど
時間まだあるけど１時間経ってるんだが？」
top-us「『え？マジ？』」
us「いやマジ」
時計を見てみると今10:25と書かれてる
いや、授業的には良いんだ
今日は一日中この授業だから
問題は…
『「ゲームの時間が少なくなる！！！！」』
狐は何が言いたいのか
顔を傾げながら此方を見ている
ky「お前ら！急いで集めるぞ！」
『「おー！」』
皆はコイツらヤベェ奴だなとか思うだろうけど
僕らにとったらこれが何時も通りな日常なんだよな…
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年3月17日 14時
