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27話目 ページ28

さとみ「相棒として言う。おまえは、何1つ悪くねーから。」

A「え?」

さとみの突然の言葉に声が漏れる。

さとみ「今回は、お前の親父さんの身勝手な行動が招いた事件のわけだろ?だから、お前は何1つ悪くねー。」

A「さとみ……ありがと。」

さとみ「俺は、何かある度にAに相談してる。けど、お前は俺たちに相談してきたこと、ねーよな?俺たちさ、お前のこと、弟みてぇに大事に思ってるんだ。少しでもいいからさ、お前のこと、教えてくんね?」

A「…今は、ムリなんだ。」

さとみ「俺たち、お前の誕生日も知らねーんだぜ。」

A「ホントにゴメンね。」

さとみ「俺は最年長、お前は最年少。少しくらい、俺を頼ってもいいんじゃねーの?」

A「これは…僕一人の問題なんだ。おまえらに手ぇ貸してもらってちゃ、いつまでも昔の僕のままなんだよ。ここで一回、昔の僕にピリオドをうたないと。」

さとみ「俺さ、3年以上お前と一緒に進んできたけど、お前の弱音を吐く所見たり、涙流してるとこ、見たことねーんだよ。だから、今回ばかりは、何かあったら、俺を頼れ。」

僕はコテンと倒れてさとみの肩の上に額をのせた。

A「ありがとう。皆にはホントに感謝してる。けど、これは僕一人で悩まないといけないことなんだ。もう、逃げたくないから。過去としっかり向き合うって決めたんだ。だからさ、僕とは少し距離をとってくれないか?」

さとみ「は?」

A「皆が近くにいたら、僕はまた逃げてしまうと思うんだ。しばらくは、一人で悩もうと思ってる。」

さとみ「そっ…かぁ。お前の決めたことならしゃーねーな。」

A「ちゃんと、動画は投稿するよ。されなかった日があったら、僕はもう限界だと思って。」

さとみ「わかった。メンバーには、明日言っとくよ。」

僕はさとみの肩に額をのせたまま目を閉じた。

A「今は、こうさせといて。今だけ、一人でいることがすごく怖いから。」

さとみ「おう。いくらでも側にいてやる。」

そして二人でソファに座ったまま寝てしまった。

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瑠李(プロフ) - 面白いです!続きが気になっています!更新待っています!頑張ってください!応援してます! (2020年5月27日 1時) (レス) id: 3c01cb7537 (このIDを非表示/違反報告)
紫闇 - 面白いです!続きが気になって仕方ない!ツキくんがいたらすとぷりはもっと輝ける気がする位面白いです! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 34aa09820f (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - 面白いです…!更新待ってます…!!作者さん、涙が出てきたんですけど…。そして本当にすとぷりにツキくんいたら面白いだろうな。って思いましたね(( (2020年5月23日 15時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
- この作品、好きです!これからも頑張ってください! (2020年5月23日 13時) (レス) id: 6bf186c507 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごい面白い作品ですね!更新これからも楽しみにしてます! (2020年5月22日 20時) (レス) id: d922fa5f70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白猫 | 作成日時:2020年5月12日 11時

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