やってしまった【ut】

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『今日、優也にもう一泊してから帰るって言っちゃったから明日家帰る。』

ut｢ん、分かった。ほんなら明日、迎えくるからデートしようや。｣

『え、う、うん。分かった。』

ut｢なんや、緊張してるん？｣

『うっさい！！』

と言われ背中を叩かれた。
痛い。ヒリヒリする…。さっきの素直なAを返して…。
でもやっと日常が帰ってきたような気がして、悪い気はしなかった。

その後2人でお茶を飲みながら雑談をしていると、8時頃にショッピ君が帰ってきた。
俺たちの纏う空気が変わったのに気づきたのだろう。優しく笑って、｢早くこの大きい荷物持って帰って下さいよ。｣とお小言を貰った。

ut｢じゃあ帰るわ。｣

『明日、何時に迎え来る？』

ut｢んー、10時頃でええ？｣

『うん、分かった。』

と言った後に、軽く抱きついてきたので、抱き締め返すと、奥から｢俺ん家でいちゃつかないでくださーい。｣と声だけが聞こえてきた。
あの姉弟の似た不機嫌そうな顔が目に浮かぶ。

ut｢そしたら明日、10時に迎えくるな。それと、明日家帰るから準備しといてな。｣

『うん、じゃあまた明日。』

ut｢ん。｣

そう言って玄関を開けてショッピ君の家を後にした。

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