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『優也から今日鬱が来るの聞いてた。』
切り出してきたのは意外にもAからだった。唇を尖らせ、俺に目を合わせずにずっとカップの方に目を向けていた。
ut｢そっか。なぁA？この間のこと話してもええかな？言い訳がましくなってまうかもしれへんけど。それでも、聞いて欲しい。｣
するとAはやっとこちらへ目を向けしっかりと俺の顔を見た。少し不安げに揺れる黒目を。すると、
『それも優也から聞いた…。ごめん、話してくれようとしたのに。』
まさかショッピ君そこまで話していたとは。少し驚いてしまった。
ut｢いや、ええよ。だけど謝罪だけはさせて欲しい。｣
そう。俺が1番やらなければいけないことは謝ること。そのために今日ここに来た。
ふぅと軽く深呼吸をしてから言葉を口にした。
ut｢A。あの時不安にさせてごめんな。それと、出かける時に嘘ついてごめん。ほんまに、すまんかった。｣
Aの目を見てしっかりと言った後に頭を下げた。ゆっくりと顔をあげると、少し潤んだ目が俺の視界に写った。
あぁ、ここまで不安にさせて悲しませたのか。
と自分の顔を殴りたくなった。それは、Aの泣いた顔を付き合ってからほとんど見たことがなかったから。
おそらく、Aの性格やから泣いた顔を人に見せたくなかったのだろう。それはAのいい所だし、好きなところでもある。
だけど、それと同時に少しだけ寂しさもあった。自分には見せてくれてもいいのではないかと。俺はAの心の拠り所になりたかった。
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まる(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。今回のお話も楽しんでいただけるよう精一杯書かせていただきます。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (
レス) id: 2297f03d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 新作嬉しいです！今回のut先生のやってしまったも楽しみにしています(^^)更新応援しています！！♪（ｖ＾＿＾）ｖ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 52fb869063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2020年4月6日 20時
