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翠が言っていた公園で催されたライブ、通称【イブイブライブ】は大盛況に終わったらしい。
かくいう私は昔よく遊んでいた公園だったにも関わらず、懐かしむことさえ出来ず。
友達からも、見に行こう、と誘われたが、あえなく断った。
その友達は他の顔見知りの友達と見に行ったわけで…。
「緑のサンタ服着てた人が途中で転んでさぁ〜」
翌日になって、私と他友達二人の計三人の中で、そんな会話が繰り広げられた。
『流星隊』はヒーロー戦隊のように、オーソドックスな五原色の担当カラーでメンバーが構成されていると翠から聞いている。
『名前が翠だから緑にされた』と、入学してすぐの四月の間常にぼやいていたことは脳内にこびりついており、友達がせせら笑いながら言った言葉は聞き捨てならなかった。
「あの人途中から服が緑色だからなのか、ツリーの代わりにさせられてたよね。飾り付けとかやって…」
「ね。怪我でもしたんじゃない？ふふ、ちょっとダサかったけど」
「！」
翠の安否の言葉が脳内で生まれている時、私が翠と知り合いということを知らない友達が無遠慮にそう言った。
「そんなこと言わないでよ‼︎」
普通に言えばよかったものの、翠への否定の言葉は許せず、立ち上がる勢いのまま大声をあげた。
教室中に響いてしまい、ハッとする。
友達だけでなく、周りにいた生徒たちが、なんだなんだ、と私を見つめて唖然としていた。
机を叩いて立ち上がった私に、友達も戸惑っている。
私は友達の顔に免じて一言謝り、静かに自席に座った。
・
その放課。
友達の言葉から、ライブで動けなくなるほどのことだったのだと悟った私は、翠の家まで一直線に走った。
「ママさん！」
「！あら〜Aちゃん、どうしたの血相変えて…」
八百屋の前で砂を掃く翠の母に駆け寄り、息を整えてから問いた。
「み、翠……」
「翠？あぁ、あの子ライブが終わってからは手伝いしてないのよ〜」
「！やっぱり…」
やっぱり？と聞き返されたママさんの言葉は耳に入らず。翠のことで頭が一杯で、他のことが気が気でない私は、断りをいれて翠の部屋へ駆け上がった。
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5674C(プロフ) - たまたまきんきんさん» 嬉しいお言葉恐縮です！ありがとうございます！！ (2022年5月23日 12時) (
レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
たまたまきんきん(プロフ) - やばい、まだ全部読んでないけどやばい、何このときめき、やっば。狂いそう。 (2022年5月18日 14時) (レス) @page27 id: 4c9c318806 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - 彩さん» 意識しました！！！！読んでいただきありがとうございます！ (2022年3月21日 0時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんだかめっちゃ青春！！！ (2022年3月20日 16時) (レス) @page48 id: be844da8b2 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - ちゅーしちゃうぞ♡さん» ありがとうございます！！最後まで楽しんでいただけて、とっても幸いです！！^ ^* (2022年1月17日 6時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5674C | 作成日時：2021年12月27日 14時
