桜子少女は時透無一郎を落としたいそうです (ページ14)

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猫と私ページ14

結局あの後時透邸から追い出されたので
家に帰る事にしました

『んも～ほんっとむいくん素直じゃないんだから！』

あ、時透邸までの道のりはしっかり覚えましたよ
私記憶力めっちゃいいんで

『ありゃ？あれは… 』

あらあらなんとも無様な姿なんでしょうね
先程むいくんと戯れてた猫なんだけどなんか凄い痙攣してる(虫をつけたから)←犯人

『お、おい！！どうしたの！？今助けてあげるからね！！』

と言いつつも何をすればいいのか全く分からない

『ど、どうしよう…このままじゃ猫が死んじゃうぅぅぅ！！！』
『そ、そうだ！しのぶちゃんに！』

あ、でもここからめっちゃ遠い

『いっやぁぁぁぁ！！猫頑張るんだ！！後5時間の辛抱だ！！』
『それまで死ぬのは絶対許さないからな！お前が死んだら私も一緒に死んであげるからね！』

猫「(お前のせいだよ…)う”ぅ”ぅ”ぅ”！！(威嚇)」

あれ？威嚇する程元気出てきた感じ？？
良かった良かった私の元気が猫にも届いたのね！！

『おーよしよし！もう大丈夫だからねー！』

猫「(ふざけんな死ねっ！！)ガブッ！！」

『いってぇ！！このクソ猫！何しやがる！！』
『あっ！お腹空いたのか！ちょっと待っててねご飯は～…』

猫「(こいつ死んでくんねぇかな…)」

『夜はご飯ごんご飯♪そして朝もご飯ごんご飯♪』

うーんこの猫なんかさっきから私の事をすっごい睨んでくるんだけども？

？「おい！お前！」ガシッ

『うおっ！？』

？「その猫に何しようとしてんだ！今すぐ離れろ！」

『えっ！？私！？』

？「君からは犯罪の匂いがする！！何しようとしてんだ！」

『は、犯罪！？』