桜子少女は時透無一郎を落としたいそうです (ページ2)

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出会いページ2

あれは紛れもない春の昼だった…

『～♪♪♪』

いつも通り街で鼻歌を歌って団子を食べていた時

「ねぇ」

1人の少年に声をかけられたのでした

そうその瞬間から私は彼時透無一郎を好きになったのでした

『は、はひぃ！』

「髪に桜着いてるよ」

『えぇ！？ほんとに？どこだろ？』

「ここ…」

私はあの瞬間を今でも覚えている
なんとあのむいくんが！私の汚ったない汚れに汚れまくった髪を触ってくれたのです！

『…へ？///』

「ﾌｯ…君って意外と馬鹿なんだね」

なんと初めの出会いから罵倒
別に罵倒はいいんです私はむいくんに罵倒されるために生きてきたと言っても過言ではないもの
それよりもむいくんが触ってくれた髪が熱くて開始早々髪の毛が燃え尽きそうです

『あ、あああああの！お名前は！？』

「君に名乗る名前はない」

『はぁ…素敵✨』

この日からAはむいくんを落とそう作戦を開始し始めたのでした

雨の日も晴れの日もいつでも彼の傍にいることを誓いAは動き始めるのです

『よし！絶対あの子を落としてやるぅ！！』

と気合い入れのジャンプをする

グキっ

見事に足を捻り

『あぁ…神よ何故そんなにも私に味方をしてくれないの？』

と意味の分からないことを街のど真ん中で披露
通りすがりの人々は彼女の事をゴミ見るような目で通り過ぎて行きます

『分かった！これは何かの試練なんだきっと！←違う』
『まず足の捻り具合を見てもらわなきゃ！』

～胡蝶邸～

(主人公はもう既に鬼殺隊に入っている設定で胡蝶さんとは合同任務で仲良くなりました)

し「骨折してますね」

『な、なにぃ！？骨折だとぉ！？こんな私がそんなことなってはいけません！すぐに治す薬くださいな』

し「そんな薬ある訳ないじゃないですかニコニコ」

今日もしのぶちゃんの笑顔は素敵だなぁ…
その笑顔で昇天しそうですよ

『そ、そうでしたか！それはすいませんねぇガラッっ！？』

し「あら？時透さん入る時はノックくらいしましょうね」

無「あぁ…忘れてた次から気おつけ『あぁ！あの時の！』……」

無「誰だっけ？」

『名前など名乗っていないので知るはずもありませんよ！』
『そう私の名は！A！し「Aさんあまり動くと足に悪いですよ」あぁ…すいませんついつい』

無「ふーんまぁどうでもいいやじゃあね」

『待って！名前…！行っちゃった…』