1回目のアラームで起きれる奴いる？いねぇよなぁ？！ ページ7
小鳥の囀ずりが聞こえ、目を覚ます。
いつもと変わらない天井。
部屋。
一つ違うのは──────
隣で兄が寝ているということ。
敷き布団をそっと片付け、部屋を出る。
兄が使っているであろうエプロンを勝手に着用し、朝餉の支度を始めた。
新「おはようござ─────…あれ、Aさん？」
『おはよう、新八くん。』
新「おはようございます！早いですね。」
“お手伝いします”と隣へやってきた彼。
『いつもごめんね、兄さんなかなか起きないでしょ？』
新「もう慣れちゃいましたよ。」
『まぁ、新八くんお母さんみたいだからさ…甘えたい気持ちもわかる。』
新「嫌ですよ。あんな息子。」
ﾌﾞﾊｯ！っと吹き出しながらも卵をくるりと巻いていく。
新「Aさん、手際良いですよね。」
『ガキの頃からずっと“あいつら”の飯炊きババァやってたからね。』
新「“あいつら”って、桂さんや高杉さん達のことですか？」
『そうそう。先生も美味しいってよく褒めてくれてたなぁ…』
新「お料理上手なんですね。僕も食べてみたいです。」
『朝ご飯食べてきた？』
新「あ、いえ！今日はまだ…」
『じゃ、一緒に食べよう！』
“ありがとうございます！”と嬉しそうに笑っている彼はとても可愛いかった。
『さてと…そろそろ起こしますかねぇ。』
まずは神楽ちゃん。
彼女もなかなか寝起きが悪い。
寝付きが悪い時もあるが…
しかし私は知っている。
彼女を簡単に起こす方法を。
『神楽ちゃん。』
神「…」
『おはよう、神楽ちゃん。』
“朝ご飯食べない？”
ﾓｿﾞｯと動きだす布団。
『卵焼きにウインナー、大盛りの白米にお味噌汁…それに────』
神「お腹空いたネ！！」
“おはよう！A！”
そう言って、洗面所へ向かって行った。
新「あの神楽ちゃんを意図も簡単に…」
あの子は食べ物に目がないから。
『問題は─────』
新「銀さんですね。」
小さくタメ息をつき、兄さんの元へ向かう。
『兄さん起きて。』
返事はない。
『朝ですよー？おーい。』
それから何度声をかけても微動だにしない天パ。
これはもう、最終手段を使うしかない。
兄さんの頭上でしゃがみ、顔面スレスレで拳を落とした。
銀「へ…？」
『おはよう？兄さん。』
顔面蒼白の天パと床にポッカリと空いた穴を放置し、部屋を去った。
新「…」
神「…」
新八と神楽は悟った。
この女の逆鱗に触れてはならないと。
乾燥は美容の天敵→←カフェオレとカフェラテの違い？うまけりゃ何でもいいわ！
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Mugino(プロフ) - 壊さん» 壊さんコメントありがとうございます！！今日明日中には更新できると思います🔥💪お褒めの言葉とっても嬉しいです🥺ありがとうございます😭✨️ (10月19日 13時) (
レス) id: 8563ed1f80 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - あの、続き書いてくれませんか？とても面白くて、続きが読みたいです！ (10月19日 3時) (レス) @page9 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mugino | 作成日時：2023年10月10日 17時
