雪柱は頑張るようです。

14 ページ16

それに、僕は今隊服を着ていません。鬼の攻撃に当たると致命傷になってしまいます。



『なるべく早く仕留めましょうか。』


そう思い刀を持つ手に力を込めた。

＿＿＿_
コナンline


なんなんだあの生き物は?!


さっき急に店内に入ってきた、この生き物は俺を見つけると、


「稀血だなぁ〜？それに他の稀血とは比べ物にならないくらい濃い、、。お前を喰えば俺も十二鬼月に…。」


稀血？俺を喰う？十二鬼月？


色々聞きたいことはあったが、直感で分かったのは俺はこいつに狙われている。そして殺される。その事だけだ。


安室さんが俺のことを庇ってくれているが、それも意味がないものなんだろう。


一体どうすれば、、、。


その時、


『こんばんは。今日も月が綺麗ですね』


その声と共に前を向くと、僕達の目の前に風花さんが居た。



風花さんは最近ポアロにお手伝いとして入った美形の中学生。


只者ではないと雰囲気で察していたが、その感は当たっていたのだと思う。


だって目の前に、


"刀を持った"風花さんが居るんだから。


風花さんはポアロの服のままだが、手には刀が握られていた。


そしてあの生き物に近ずくと、またもや、『こんばんは』と声を出した。


「あぁ？お前鬼殺隊か？」


そう生き物が言う。


鬼殺隊…？安室さんの方をチラリと見ると、安室さんは何かを知っているのか少し考えるような素振りを見せていた。


『ﾌﾌｯ僕は鬼殺隊 雪柱 風花 Aと言います。』


…雪柱？どういう意味なんだろうか？


すると、その言葉を聞いた生き物が慌てだした。


「はっ柱?!そんな、、嘘だ…」


さっきの余裕そうな顔から一変慌てたような恐怖に染まった顔をしていた。


…そんなに怖いものなのか？


すると、風花さんはまたもや少し微笑むと、


ある言葉を発した。


『貴方は何人、人を殺しましたか？』

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す