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『吹雪。出てきていいですよ。』
今はポアロの休憩中。外に出てきたAは、空を見上げてそう言った。
吹「カァ!!」
するとそこに鎹鴉の吹雪が飛んできてAの肩にとまった。
『吹雪。何か変わったことはありましたか?』
吹「特ニナシ!!鬼ノ被害モ何一ツナイ!!」
『やはり、そうですか…。』
今は夕方だから鬼の被害はないとして、ここ最近鬼の出現が異様に少ないです。僕も安室さんを襲った鬼に会ってから1度も鬼を見ていませんし…。
『少し、嫌な予感がします。』
あと数十分で夜になる。
今店内にいるのは工藤新一と安室透。もう店は閉める時間だが、蘭が今日は帰ってくるのが遅いらしく、帰ってくるまで工藤新一はポアロにいるらしい。
『ポアロにいるのが吉と出るか凶と出るか…。』
どちらにせよ、命をかけて守ることには変わりありませんが、、。
その時、
吹「カァ!ポアロデ鬼ガ出現シタ!!今スグ向カエ!!」
Aの肩にとまっていた吹雪がいつの間にか居なくなっており、気づくとそう鳴きながらこちらに向かってきていた。
?!
『吹雪!!行きましょう!!』
考え事をしていたせいか鬼の気配に気づきませんでした…。気配的に鬼はそこまで強くなく、単独で行動している鬼でしょう。
ポアロからここまではあまり遠くありません。
『急ぎましょう。吹雪』
2人が怪我をしていなければいいのですが…。
_____
ポアロに着くと、安室さんが工藤新一を庇うようにして立っていた。
鬼は店の奥におり、安室さんと工藤新一は扉の近くで固まっていた。
『店の中に居ますね。店内で呼吸を使うと建物が崩れてしまいます。どうしましょうか…。』
それに、この近くには多くの建物があります。
『…いや、あの呼吸を使えば、、。』
あの呼吸は被害を最小限に抑えて鬼を斬れる技ですから、ある程度抑えられるでしょう。
『吹雪。あの2人を守ってくださいね。』
吹「ワカッタ!!」
とにかくあの2人を守らなければ。
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています🥰 (2023年4月28日 10時) (レス) @page20 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - この作品、最ッ高です! (2021年10月17日 15時) (レス) @page20 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
メリエリ(プロフ) - 面白いですっ!更新まってます! (2021年5月28日 20時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
李猫(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしてます。応援してます! (2021年2月19日 11時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
1674 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2020年8月23日 1時) (レス) id: 5b90b25417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぇる | 作成日時:2020年8月2日 0時