イイコ 1 「兄弟」 まさかの ページ5
―【貴方】―
絵麻「こんにちは・・」
「あ、ねーさんだ」
ギュッ
？「はじめましてのぎゅー、だよ」
絵麻「！」
「なんてことを・・」
ゴッ！
？「ぐっ・・！」
？「ごめんね、椿が。僕は梓、よろしくね」
椿「いてーよー、梓ー」
椿「似てるでしょー？」
梓「僕たち一卵性なんだ」
？「二人ともはしゃぎ過ぎですよ」
？「はじめまして、私は右京。弁護士をしています」
絵麻「あ、あの、よろしくお願いします」
ねーさんはいちいち丁寧だなー、私が雑なのかな？
そろそろ下行くかな・・
あの双子、性格は正反対なんだなー。
ねーさんと私みたい。
「ねーさん」
絵麻「おかえり」
絵麻「私の妹のAです、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします、兄さんたち」
椿「ちっさくてー！かーいいねー！」
「ちっさ・・・(ガーン」
梓「椿、失礼だよ」
椿「梓とまとめてぎゅー」
「あったか・・」
梓「はぁ、つーばーきー」
そのとき、男の人が走ってきた。
髪が赤くて、学ラン・・陽出高の制服だ。
ねーさんの知り合いだったりして。
ま、そんなことないか。
？「つば兄！家ん中で何やってんだよー」
椿「あー、侑介おかえりー」
侑介「おかえり、じゃねーよ！リビングに女連れ込むなよなー、しかも二人も！まさか、あず兄か？」
侑介「って、あ・・お、オメー」
「もしかして、知り合いか」
絵麻「朝日奈くん？」
侑介「な、なんで」
「右京兄さん、部屋に戻ってまーす」
右京「わかりました、跡で呼びに行かせますので」
「はーい」
時間になったらって、この後なんかあるのかな？
部屋に戻って、カメラの準備しよう。
この日のために、チェキ買ったんだから。
あとは、ゲームやろ。
新作のかったんだから。
「やべー、声優ごーかだ！」
「まずは、アバターか・・こんなもんかな」
「問題は、仲間か・・・」
「悩むなぁ」
「やっぱり、年上の短髪黒髪だな」
このゲームは、婿候補と嫁候補があるからそれにそれぞれ１０人も
キャラクターいるしな。
戦って、ストーリーを進めイベントを起こし好感度アップで
恋愛というげーむだ。
楽しみにしてたんだよねー♪
コンコン
一人で悶々としていると、部屋のドアがノックされた。
誰だろう、ねーさんかな？
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作者名：アール | 作成日時：2016年9月25日 22時
