黄瀬君の双子の妹は青葉城西高校バレー部でマネージャーをやることになってしまいました ３【ハイキュー&黒バス】

９１話 ページ28

A「あ、らっきょ」









金田一「だかららっきょじゃねぇって！」









A「何の用だ。早く話せ、体痛いんだよ」









国見「キャラおかしいから」









金田一「…体痛いなら寝てていい、けど……そうもいかないのか」









A「…人前でそんな姿晒したくないんだよ」









国見「…(俺の前でもう晒しちゃってる…って言ったら怒られるよな…でもそれなら俺だけってこと…)」









心の中でちょっぴり独占した感を味わった国見であった。









金田一「…そか、あ、それで伝言なんだけど









『明日の朝。７時４５分。体育館裏で待ってます』









だってさ、黄海から」









A「……わかった、了解した」









A「明日…けりをつけてやる」









国見「どんな喧嘩したんだよ！？」









金田一「けりって何！？え、ほんとどんな喧嘩なのそれ！？」









二人の動揺っぷりが面白くて、つい吹いてしまった。









金田一「何笑ってんだよ！」









A「いや別に…ぷっ」









ちょっとムキになるらっきょ。









国見「なんなんだよ…」









少しふてくされる国見。









次に…









いつもなら次にあいつがいるんだよな









あいつはこの状況になったらなんて言うんだろ、









馬鹿みたいに高い声で「えーー！酷いです！」とか言ってきそうだな。









それを想像すると、また笑ってしまう。









あ、でも









これで仲直りできなかったら、もうこのメンツで集まることがなくなんのかな









あいつが居ないだけで、こんなにも変わるとは思わなかった。









こんなにも、









胸が締め付けられる。寂しい思いをするとは









幸せって、その幸せな時は気づかないけど、その幸せが過ぎてからわかるんだってな









「あぁ、あの時が幸せだったんだ」









って









今がその状況なのかもな









とりあえず明日









明日の朝。７時４５分、体育館裏。









言いたいことと、謝んなきゃいけないこと、いっぱいある。









許してもらえるかわかんないけど









許してもらえなくても









思ってること、言いたいことは伝えよう。









親友として、友として









仲間として

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