中学三角関係<2>【カゲプロ・シンタロー】

三角関係41 ページ1

Aside



ショッピングセンターの自動ドアが開いて…


吹き込んでくる暖かい空気



冷えている体も暖かくなっていった。



A「今って4時なんだ…？」



入った瞬時、私の目に飛び込んできたのは時計



つきさっきまでは2時ぐらいだったのに



時間って早いね




後、1時間ぐらいは遊べるだろう。


A「シンタロー4時だよ、後…」



一時間は遊べる？…聞こうとした時、



シンタロー「か、えるか」


A「え…？」


シンタロー…はとても重い雰囲気で言った。


「帰るか」と


外は、オレンジ色に染まりかけてはいるものの、まだ明るい。



A「あ、用事とかあった？」


それなら帰ろう。


図々しく、いつまでも引き止める訳にはいかない。



私はシンタローの特別な存在じゃないんだから。



シンタロー「嫌、別にない…けど」



シンタローが何か言おうとしていた。


シンタロー「……(ボソッ」



小声…まったく、聞こえないぐらいの



小さな声


一部しか聞こえなかった。



でも、その一部でも、聞こえた





__あの子の名前__

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