我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問１４:名探偵？ ページ13

本を見せてくれた彼は江戸川乱歩と言うらしい。何故、善逸を知っていたのか、と問えばこの本で見たことがあったから、と返答が来た。

そして乱歩から詳しい話を聞けば鬼舞辻無惨はもう既に炭治郎が殺していると言っていた。それに善逸は驚く。


「た、炭治郎が！？」
「そうだよ。…と言っても君の知ってる炭治郎は未だ殺せてないみたいだけどね」


でもこの未来を辿る筈だよ、乱歩がそう言う。


「な、何だろう。なんか本の結末をネタバレを読んじゃったようなこの微妙な感じ……」


そう言ってから善逸は気づく。じゃあなんで鬼は未だ活動しているのか。鬼舞辻無惨を倒したということは遅かれ早かれ鬼の全滅を意味する。何故なら鬼舞辻無惨は鬼の大将であり、鬼を増やし続けていた張本人なのだから。


「異能だよ」


乱歩が言った。


「君が知る中では血鬼術に近い。今は鬼じゃなくても不思議な力を使える人達が居るんだ。見たんじゃない？敦が白虎に変身する所を」


善逸は頷いた。それを見て乱歩は話を進める。


「きっとこのヨコハマに『鬼を作れる異能力者』が居る。だから鬼が活動しているんだよ」
「…鬼舞辻無惨以外に鬼を作れる人間が居るなんて……。ああ、もうやだやだやだやだやだやだ。働きたくない。怖いよぉ炭治郎。助けてくれよぉ、護ってくれよぉ伊之助ぇぇ」


相手は鬼をドンドン増やす事ができるが、鬼を殺せるのは善逸ただ一人しか居ない。とんだムリゲーである。


「まあ、君が本気を出せば倒せるんじゃない？ 知らないけど」
「知らないのに言わないでよぉおおお！！ 無責任だと思わないの！？ 思うならお願い、ポジションチェンジしよう！！ そうだそれがいい！！」
「国木田〜、お菓子がきれた〜」


実に名探偵は善逸の扱い方を知っている。さすが乱歩さんだ、と思う敦だった。

問１５:鬼殺隊って何？ 武装探偵社って何？→←問１３:本？ 本に載ってるの？ 俺が？

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