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カレー ページ19

咖喱(カレー)。それは織田作の一番の好物である。それは治も無月も知っている周知の事実だ。


「だーかーらー!!織田作が咖喱好きなのは知ってるけど、僕が作るから手出ししないで!!」
「…太宰が作る咖喱は辛くない」
「織田作が作る咖喱は辛すぎるんだよ!!」


台所でどちらが咖喱を作るかの云い合いをしている。それを微笑ましく無月はリビングで聞いていた。


「ちょっと、無月さんも何か云ってやってよ!!」


ヒョコリとリビングに顔を出し、治は云った。無月は「えー」と云うと笑顔で「どっちが作った咖喱も美味しいからどっちでもいいよ」と云う。

そこからまた治と織田作のひと攻防あったらしいが二人してリビングに来た。結局どっちが作ることになったのか、と聞こうとすれば治が云う。


「ねぇ、無月さんが作ってよ咖喱」

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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月1日 2時

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